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【近鉄・20000系】リニューアルした「楽」を臨時列車として運転!乗車券+利用券でオトクに利用できます!

近鉄は、1990年の運行開始以降、30年ぶりにリニューアルした団体専用列車・「楽」(20000系・4両編成)を臨時列車として9月19日(土)〜9月27日(日)の土曜・休日(6日間)に大阪上本町五十鈴川で運行すると発表しました。

 

近鉄ではこれまでリニューアルした「楽」を旅行商品(試乗会、撮影会)として運転して来ましたが、臨時列車として運転されるのは今回が初めてとなります。

 

 

 

 

1.近鉄20000系「楽」は乗車券+利用券で乗車可能!

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引用:近鉄20000系「楽」(wikipediaより)

さて、運行開始が発表された「楽」ですが、今回は今までと違い乗車券+利用券で乗車することができます。

 

運行日は9月19日(土)〜9月27日(日)の土曜・祝日(6日間)で、大阪上本町五十鈴川の臨時列車として運転されます。

 

途中の停車駅は、鶴橋・大和八木・伊勢市・宇治山田です。

 

なお、乗車・降車区間に制限があり、

 

大阪上本町〜大和八木⇔伊勢市五十鈴川

 

この相互区間内での乗車のみ可能です。大阪上本町〜鶴橋での乗車や、宇治山田〜五十鈴川での乗車などはできませんのでご注意ください。

 

大阪上本町五十鈴川の運賃が1,840円、利用券は400円となっていますので、片道にかかる費用は2,240円、往復にかかる費用は4,480円となります。

 

 

2.「楽」利用券の買い方

「楽」利用券は70枚限定で近鉄特急券発売駅の窓口で9月8日5:30〜9月27日まで発売されます。

 

チケットレスサービスなどでの発売はありませんのでご注意ください。

 

乗車当日は、往路は大和八木発車時刻まで、 復路は伊勢市発車時刻まで発売されます。

 

また、通常の特急券と違い座席指定ができませんので、希望する座席がある場合には早めに並びましょう。

 

 

3.「楽」の車内設備

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こちらが「楽」の車内の様子です。

 

先頭車両が「楽 VISTAスポット」となっており、広い窓から前面展望を楽しむことができます。階下にはフリースペースやサロン席もあり、どちらも「楽」利用券で利用することができます(VISTAスポットやフリースペースについては交代が必要です)。

 

 

3.「楽」に乗車するなら今が狙い目!

近鉄20000系「楽」は元々団体専用車両として製造された車両ですので、試乗会などで乗車する以外はあまり乗れるチャンスはないでしょう。

 

団体で貸し切って乗車する、という機会もあるかもしれませんが、「楽」は貸切料金が近鉄の車両の中で最も高額ですので、団体で貸し切る機会自体が少ないかもしれません。

 

ですので、この機会に乗車するのが良いでしょう。

 

みなさんもこの機会に「楽」に乗ってみてはいかがでしょうか?

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

【静岡地区】青春18きっぷ旅の難所・静岡地区を楽に移動する方法を紹介!あらゆる手段を使いこなして快適に移動しましょう!

 

青春18きっぷ旅の難所として知られている東海道線・静岡地区。東海道線を利用して名古屋・大阪方面へ抜けるのであれば必ず経由しなければならず、骨の折れる区間です。

 

今回は、そんな静岡地区を少しでも楽に移動したい!という方におすすめの移動方法・移動手段・料金をご紹介します!

 

 

 

 

1.静岡地区を抜けるのに骨が折れる理由

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引用:313系2000番台(wikipediaより)

青春18きっぷを利用して移動したことがある方にはわかるかもしれませんが、わからない方向けに、静岡地区を抜けるのに骨が折れる理由をいくつかの項に分けてご紹介します。

 

①ほとんどの列車がロングシートの車両

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引用:313系2000番台の車内(wikipediaより)

静岡地区で活躍している車両は、朝・夕の一部列車を除き、ほとんどロングシートの車両です。静岡県の主要都市を結ぶという路線の性質上、この区間は混雑することが多いので仕方がありません。

 

JR東海からすれば都市間移動は便利な新幹線を使ってね、ということなのでしょうが、青春18きっぷでは新幹線を利用できません。

 

②一部時間帯を除き普通列車しか走っていない

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引用:211系5000番台(wikipediaより)

静岡地区の列車は、朝・夕ラッシュ時に運行されている「ホームライナー静岡」・「ホームライナー浜松」(後述)、および金・土曜の深夜に運転されている臨時快速を除き、基本的に普通列車しか走っていません。日中時間帯は優等種別の列車が存在しないのです。静岡地区の移動に時間がかかる理由はここにあります。

 

③3〜6両編成の列車が多く、混雑しやすい

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引用:313系2000番台(wikipediaより)

静岡地区の列車は基本的に3〜6両編成で運転されます。ここに10〜15両編成で運転される東京方面からの乗り換え客や、6〜8両編成で運転される大垣方面からの乗り換え客が集中するため非常に混雑します。特に熱海駅での乗り換えは必至です。

 

 

2.静岡地区を少しでも楽に移動するには?

静岡地区を少しでも楽に移動するには、それなりの工夫が必要になってきます。ここでは、その移動手段・移動方法、料金を順に紹介していこうと思います。

 

①時刻表を見て少しでも長距離を走る列車に乗る

静岡地区では、8〜11時は長距離を走る列車が存在しません。このため、それ以外の時間に走る長距離列車に乗ることが重要です。

 

青春18きっぷ旅では、乗り換え回数を少しでも減らすことが重要になりますので、なるべく長距離を走る列車を選択するようにしましょう。

 

参考までに、列車の時刻を下に載せておきます。

 

(1)熱海駅始発

・熱海5:32発→浜松8:15着 

・熱海6:49発→浜松9:18着

・熱海7:22発→浜松9:55着

熱海12:56発→豊橋16:18着

・熱海14:13発→浜松16:54着

・熱海14:37発→浜松17:16着

・熱海15:18発→浜松17:56着

・熱海15:39発→浜松18:14着

・熱海16:17発→浜松18:49着

・熱海16:58発→浜松19:32着

・熱海17:09発→浜松19:43着

・熱海17:51発→浜松20:23着

・熱海18:06発→浜松20:50着

熱海18:55発→豊橋22:11着

熱海19:49発→豊橋23:05着

・熱海20:27発→浜松22:51着

 

(2)三島駅始発

・三島5:32発→浜松8:03着

・三島7:11発→浜松9:33着

三島7:48発→豊橋10:55着

三島8:27発→豊橋11:36着

・三島17:31発→浜松20:01着

 

(3)沼津駅始発

・沼津6:27発→浜松8:43着

・沼津18:53発→浜松21:02着

 

※全て普通列車オレンジ豊橋まで直通

 

ホームライナーに乗る

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引用:373系

朝・夕ラッシュ時に運転される「ホームライナー静岡」・「ホームライナー浜松」に乗るのも手です。

 

快速列車ではありませんが、沼津〜静岡・浜松までの長距離を結構な数の駅を通過して走ります。乗車整理券(330円)を購入すれば、青春18きっぷでも利用できます。

 

車両は373系という特急用車両が使用されています。車端部のセミコンパートメント席を除いて全座席が回転式リクライニングシートとなっていて、座席にはフットレストセミコンパートメント席を除く)、遮光カーテンが装備されており、かなり快適に移動することができます。ロングシート車両が使用される静岡地区において、青春18きっぷで快適に移動できる唯一の移動手段と言っていいでしょう。

 

参考までに、列車の時刻・停車駅を下に載せておきます。

 

(1)下り

ホームライナー静岡1号 沼津6:55発→静岡7:38着 停車駅:富士、清水、静岡

ホームライナー静岡31号 沼津7:30発→静岡8:16着 停車駅:富士、清水、静岡

ホームライナー浜松1号 静岡18:12発→浜松19:11着 

 停車駅:藤枝、島田、菊川、掛川、袋井、磐田、浜松

 

ホームライナー浜松3号 沼津18:31発→浜松20:10着

 停車駅:富士、清水、静岡、藤枝、島田、菊川、掛川、袋井、磐田、浜松

(浜松から普通豊橋行きに変身!)

 

ホームライナー浜松5号 沼津19:25発→浜松21:05着

 停車駅:富士、清水、静岡、藤枝、島田、菊川、掛川、袋井、磐田、浜松

 

ホームライナー浜松7号 静岡21:13発→浜松22:13着 

 停車駅:藤枝、島田、菊川、掛川、袋井、磐田、浜松

 

(2)上り

ホームライナー静岡2号 浜松6:35発→静岡7:40着

 停車駅:磐田、袋井、掛川、菊川、島田、藤枝、静岡

 

ホームライナー静岡4号 浜松6:58発→静岡8:04着

 停車駅:磐田、袋井、掛川、菊川、島田、藤枝、静岡

 

ホームライナー静岡6号 浜松19:33発→静岡20:34着

 停車駅:磐田、袋井、掛川、菊川、島田、藤枝、静岡

 

ホームライナー静岡8号 浜松21:18発→静岡22:18着

 停車駅:磐田、袋井、掛川、菊川、島田、藤枝、静岡

 

ホームライナー静岡34号 浜松6:58発→静岡8:04着

 停車駅:磐田、袋井、掛川、菊川、島田、藤枝、静岡

 

ホームライナー静岡34号 浜松8:29発→静岡9:28着

 停車駅:磐田、袋井、掛川、菊川、島田、藤枝、静岡

 

ホームライナー沼津2号 静岡7:00発→沼津7:41着 停車駅:清水、富士、沼津

(沼津から普通熱海行きに変身!)

 

ホームライナー沼津4号 静岡18:00発→沼津18:42着 停車駅:清水、富士、沼津

ホームライナー沼津6号 静岡19:00発→沼津19:39着 停車駅:清水、富士、沼津

ホームライナー沼津8号 静岡20:20発→沼津21:01着 停車駅:清水、富士、沼津

ホームライナー沼津10号 静岡21:36発→沼津22:15着 停車駅:清水、富士、沼津

 

は平日のみ運転される列車、は土曜・休日のみ運転される列車です。

 

373系が使用される普通列車に乗る

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引用:373系が使用される普通列車wikipediaより)

 373系が使用される普通列車に乗るのも手です。

 

乗車整理券代は不要で、青春18きっぷのみで乗車できます。

 

特急用車両ということで、座席は車端部のセミコンパートメント席を除いて全座席が回転式リクライニングシート(フットレスト、遮光カーテン付き)となっており、青春18きっぷのみで乗車できる列車としては破格の設備を誇ります。

 

ただ、アクセスしづらい時間帯に運用されていてやや使いづらいので、利用する際はプランに余裕を持たせてから利用しましょう。

 

参考までに、列車の時刻を下に載せておきます。

 

(1)熱海〜沼津

・熱海8:47発→沼津9:06着

・沼津7:47発→熱海8:06着(ホームライナー沼津2号からの通し運用

 

(2)浜松〜豊橋

・浜松7:07発→豊橋7:43着

・浜松8:32発→豊橋9:08着

・浜松20:12発→豊橋20:46着(ホームライナー浜松3号からの通し運用

豊橋6:21発→浜松6:56着

豊橋7:48発→浜松8:26着

豊橋20:57発→浜松21:31着

 


 


 

東海道新幹線でワープする

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引用:N700系wikipediaより)

東海道新幹線を使って所要時間の短縮を図るのも良いでしょう。

 

これは通常時にはもちろん、列車が遅延するなどして行程に支障が出た場合にも有効です。静岡地区をワープする際によく知られている区間として、三島〜浜松が挙げられます。ここでは、三島〜浜松で東海道新幹線を利用する際の費用、短縮効果、注意点などを区間別にご説明します。

 

(1)静岡〜浜松

運賃+特急料金 2,330円(内訳:乗車券1,340円+特定特急券990円)

短縮効果 在来線を利用する場合と比べて1時間程度の短縮

 

説明

三島〜浜松で一番おすすめなのはこの区間です。まずはこの区間でワープできないか検討して見ると良いでしょう。

 

在来線を利用する場合はこの区間内で所要時間、乗り換え時間などがかかってしまうことが多いです。接続が良い列車に乗れば、最大で1時間程度の所要時間の短縮ができます。静岡駅、浜松駅共に、在来線と新幹線の乗り継ぎ時間は4分なので利用しやすいです。

 

また、特定特急券で途中の掛川駅を通過する「ひかり」に乗れるのもポイントです。

 

この区間ロングシート車両が多いので、座席のグレードアップとして利用するのも良いでしょう。東海道新幹線なら回転式リクライニングシートで快適に移動できます。

 

(2)三島〜静岡

運賃+特急料金 1,980円(乗車券990円+特定特急券990円)

短縮効果 在来線を利用する場合と比べて20分程度の短縮

 

説明

一番お手軽にワープできるのはこの区間です。ただし、短縮効果もイマイチなので、(1)で紹介した静岡〜浜松と合わせて検討してみてください。

 

この区間内では在来線に乗っても乗り換えがほとんどありませんので、新幹線とのスピード差がそのまま現れてきます。「ひかり」にも三島〜静岡をノンストップで走行する列車がありますが、三島駅に停車する列車は2時間に1本しかありません。

 

ただ、(1)のように、座席のグレードアップとして利用するのはアリかなとは思います。

 

(3)三島〜浜松

運賃+特急料金 4,840円

短縮効果 在来線を利用する場合と比べて1時間以上の短縮

 

説明

静岡〜浜松でもまだ物足りないという人はこの区間を検討してみてください。

 

これまでに紹介した2区間(三島〜静岡・静岡〜浜松)を連結した区間です。静岡〜浜松の在来線での移動に時間がかかる区間をワープしつつ、さらに利用距離を伸ばした利用法です。

 

先程も申し上げたように、三島駅に停車する「ひかり」は2時間に1本しかありませんので、利用するのはやや難しいかもしれません。

 

ですが、静岡地区を一気に通り抜けるので、精神的にはかなり楽になると思います。

 

 

3.静岡地区を在来線で移動するコツ

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引用:313系2000番台(wikipediaより)

静岡地区を少しでも楽に移動する方法として、前項で4つの移動方法をご紹介しましたが、当然、373系が運用される普通列車ホームライナーは時間が合わないとか、新幹線ワープはちょっと高いな・・・と感じておられる方もいらっしゃると思います。

 

前項の①で紹介したような長距離を走る列車を選ぶのも悪くはないのですが、ロングシートで2〜3時間ずっと過ごすのはやや体力的にも、精神的にもきついな・・・というのが正直なところ。

 

在来線で何回か乗り継ぎを繰り返して移動することがそんなに辛いのか?という意見が出そうですが、コツを掴めばそうでもありません。

 

ここでは、静岡地区の普通列車を乗り継ぐときのポイントやコツをご紹介します!

 

(1)東京方面から来たら熱海駅では一本列車を見送る 

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引用:熱海駅2・3番線ホーム(wikipediaより)

 東京方面から熱海駅まで来た場合は、まずは列車を一本見送ることをおすすめします。

 

なぜなら、東京〜熱海と熱海〜浜松で輸送力が桁違いだからです。

 

東京〜熱海は10〜15両編成の列車が運行されており、輸送力もそれなりにあるのですが、熱海〜浜松は3〜6両編成の列車となり、本数も少なくなります。最悪の場合、15両編成の列車から3両編成の列車に乗り換えになることもあり、混雑に見舞われることになります。その場合は、列車を躊躇なく一本見送ることをおすすめします。

 

熱海〜三島は静岡地区の中でも特に混雑の激しい区間です。座席を狙うなら、列車を一本見送るのが得策でしょう。

 

なお、静岡方面の列車から東京方面の列車に乗り換える場合は、座れない心配はほぼありません。

 

(2)列車を終点まで乗り通すのではなく、次の列車の始発駅で乗り換える

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引用:興津駅1番線ホーム(wikipediaより)

これは静岡地区だけでなく、どこで青春18きっぷ旅をするときでも共通するなのですが、列車を終点まで乗り通すのではなく、次の列車の始発駅で乗り換えるようにしましょう。

 

例えば、

 

A駅ーB駅ーC駅        普通123M

                C駅ーD駅ーE駅    普通125M

           B駅ーC駅ーD駅ーE駅    普通127M

 

という運行体系で普通列車が運行されていた場合。みなさんは、A駅から普通123Mに乗っているものとします。

 

この場合、みなさんはどの駅で、どの普通列車に乗り換えますか?

 

正解は、「B駅で普通127Mに乗り換える」ということです。

 

C駅で普通125Mに乗り換えることを想像された方もいらっしゃるかもしれませんが、この場合、先行の列車でC駅に来た人たちに座席を奪われてしまっていることが多いのでおすすめしません。

 

静岡地区の場合、下りは興津駅、上りは島田駅が列車の始発駅となっていることが多いので、時刻表を持参し、各列車の始発駅で乗り換えるようにしましょう。

 

 

【結論】予算や時間、体力と相談して静岡地区を快適に移動しよう!

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引用:313系2000番台(wikipediaより)

東海道線は東京方面からの在来線の移動にかかる所要時間を短縮できる便利な路線である一方、その行程の途中で必ず乗り越えなければいけないのが静岡地区。今回は「ロングシート地獄」とも呼ばれるその区間を少しでも快適に移動できる手段を紹介しました。

 

コストを抑えつつ、快適に移動したいなら373系が使用される「ホームライナー」や普通列車を使うとコスパが良いですし、それ以外の長距離列車を狙うのも良いと思います。

 

時間の節約のために東海道新幹線でワープするのも良いですが、普通・快速列車でない以上、コストが高いです。

 

今回紹介した方法で静岡地区を移動するときは、予算や時間と相談してから移動手段を決めましょう。

 

以上、「【静岡地区】青春18きっぷ旅の難所・静岡地区を楽に移動する方法を紹介!あらゆる手段を使いこなして快適に移動しましょう!」でした。みなさんも青春18きっぷで静岡地区を移動するときは、今回紹介した方法などを活用してみてください!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!


 

【3列リクライニングシート】首都圏で乗れる3列リクライニングシート車両を紹介・中には快速列車として乗車できるものも

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引用:E653系1000番台のグリーン車の車内(wikipediaより)

首都圏の特急列車の需要が高まっていることで、今や首都圏では貴重となっている3列リクライニングシート車両。かつてグリーン車に連結されていることが多かったこの車両ですが、今や貴重な存在です。ですが、ベテラン車両を中心にまだ残存してるものもあります。今回は首都圏で今も元気に活躍している3列リクライニングシート車両をご紹介していこうと思います。

 

 

 

 

1.今では首都圏で主流となった4列リクライニングシートのグリーン車

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引用:E353系グリーン車の車内(wikipediaより)

昔は国鉄型車両を中心に多かった首都圏の3列リクライニングシートのグリーン車ですが、近年は特急列車の需要そのものが高まっている影響で、グリーン車も最新型車両を中心に4列リクライニングシート車両が多く採用されています。これでは単なる詐欺車両、ということになってしまいますが、その代わりJR東日本のグリーン料金は他社と比べて安く設定されています。

 

ですが、もう少し料金に見合った車両が良い、という人も少なからずいると思います。私もその1人です。

 

それでは、そういった方におすすめの首都圏で今なお残存する3列リクライニングシート車両を順にご紹介していこうと思います!

 

 

2.首都圏で活躍している3列リクライニングシート車両

651系

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引用:651系wikipediaより)

最初に紹介するのは、「タキシードボディのすごいヤツ」という愛称でおなじみの651系です。以前は常磐線の特急「スーパーひたち」で活躍していましたが、最新型車両のE657系に置き換えられ、現在は高崎線の特急「草津」・「あかぎ」・「スワローあかぎ」で活躍しています。

 

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引用:651系グリーン車のリクライニングシート(wikipediaより)

わかりづらいですが、グリーン車は3列リクライニングシート車両です。シートピッチは1,160mmとなっていて、フットレスト、背面テーブル、読書灯が装備されています。

 

座ると、座席全体がモケット張りになっているせいか、体全体が包み込まれる感じがします。

 

なお、高崎線系統で活躍している車両には、もう一つ、すごい車両があります。

 

その車両は何と、3列リクライニングシート車両に乗車券+指定席料金(何と530円!)で乗車することができちゃうんです・・・!後ほどご紹介します。

 

②E261系

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引用:E261系

次に紹介するのは、今年のダイヤ改正で運行を開始した東海道線の特急「サフィール踊り子」でデビューした最新型車両・E261系です。全車両のグレードがグリーン車以上になっているというすごい車両です。

 

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引用:E261系のグリーン車JR東日本の公式プレスリリースより)

画像がないのでわかりづらいかもしれませんが、グリーン車は3列リクライニングシート車両です。シートピッチは651系と同じ1,160mmとなっていて、フットレストがない代わりに電動レッグレスト・可動式ヘッドレストが装備されているほか、背面および肘掛けの中にそれぞれテーブルが装備されています。また、各座席にコンセントが装備されています。

 

荷棚はガラス張りになっており、天井に近い部分にもある窓もあって車内はすごく開放的です。

 

さすがにJR東日本が気合を入れて製造した車両とだけあります。

 

A特急料金・サフィール踊り子専用のグリーン料金が適用されるため通常の特急列車のグリーン料金と比べてやや高いですが、設備が充実していることを考えれば問題ないでしょう。

 

なお、特急「サフィール踊り子」には他にも、2列リクライニングシート車両で本革張りの座席にバックシェル、電動リクライニングなどを装備した豪華車両・「プレミアムグリーン車」という車両が連結されていますが、ここでは割愛します。

 

E653系1000番台(国鉄色塗装)

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引用:E653系1000番台・国鉄色編成(wikipediaより)

次に紹介するのは、2018年11月7日に国鉄色への塗装変更を受け、勝田車両センターに再転属という形で首都圏に帰ってきたE653系1000番台です。常磐線時代は、特急「フレッシュひたち」を中心に活躍していました。K70編成という編成番号が割り振られ、2019年2月2日に運転されたツアー列車「快速E653系おかえり号」が運転されて以来は、首都圏の臨時列車などに充当され、活躍しています。

 

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引用:E653系1000番台のグリーン車の車内(wikipediaより)

グリーン車は3列リクライニングシート車両です。臨時快速として運転される際は特急列車の普通車を利用する場合とほぼ変わらない料金で利用できます。

 

そして驚くのはそのシートピッチの広さ。新潟車両センター転属時に、元々普通車だった車両をグリーン車に改造した関係で、日本の鉄道車両としては国内最大級とも言える1,820mmとなっています・・・!これはJR東日本の新幹線車両における最上級車両「グランクラス」のシートピッチよりも広いです(グランクラスは1,300mm)。

 

座席には可動式ヘッドレストフットレストはない)、インアームドテーブル、コンセントが装備されているほか、座席後部にはそのシートピッチの広さを活かしてリクライニングを気兼ねなく使える仕切りが装備されています。

 

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引用:E653系1000番台のグリーン車のラウンジ(wikipediaより)

 

また、車両端部には定員18名のラウンジがあります。ここで車窓を眺めながら、友人や知り合いなどと鉄道話をするのも一興でしょう。

 

485系ジョイフルトレイン「リゾートやまどり」

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引用:485系「リゾートやまどり」(wikipediaより)

最後に紹介するのは、国鉄型車両・485系を改造したジョイフルトレイン・「リゾートやまどり」です。「群馬デスティネーションキャンペーン」の際、元々ジョイフルトレインで活躍していた「せせらぎ」・「やまなみ」を改造することによって2011年に登場しました。

 

過去には臨時特急「リゾート草津」に充当されたこともありましたが、現在は主に高崎線武蔵野線系統の全車指定席の臨時快速で運用されることが多くなっています。

 

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引用:485系「リゾートやまどり」の車内(wikipediaより)

 普通車の車内は3列リクライニングシートが並びます。シートピッチは1,200mm、2号車のみなんと1,550mmと、観光車両としては破格の広さです。

 

もう一度いいます。この車両は普通車です。

 

ということはどういうことか。

 

そう、全車指定席の臨時快速で運用されるときはなんと乗車券+530円(指定席料金)で乗車することができるんです・・・!

 

当然、青春18きっぷでも同様に利用することができます!これは鉄道ファンや観光客にとっては嬉しいですよね。

 

青春18きっぷについては、以下の記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。

 

bkakokun.hatenablog.com

 

 

座席には可動式ヘッドレストフットレスト(2号車はない)、背面テーブル(2号車はインアームドテーブル)が装備されています。

 

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引用:485系「リゾートやまどり」の展望スペース(wikipediaより)

両先頭車には展望スペースがあります。ここから運転台に広がる沿線の流れゆく車窓を眺めることができます。ちなみに、6号車1C席・1号車1A席(車椅子対応座席)を確保すると、座席から前面展望を眺めることもできます。

 

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引用:485系「リゾートやまどり」のキッズスペース(wikipediaより)

4号車にはキッズルームもあります。車内には遊具もあり、子連れにとってこれは嬉しい設備です。 

 

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引用:485系「リゾートやまどり」のミーティングスペース(wikipediaより)

2号車には団体等で自由に利用できるミーティングスペースもあります。上州の景色を眺めながら、友人たちとの鉄道話で一興するのも良いと思います。

 

 

3.快適・コスパ抜群の3列リクライニングシート車両

さて、ここまで首都圏で活躍している3列リクライニングシート車両を紹介してきました。

 

首都圏の特急列車では4列リクライニングシートとなっているグリーン車が多いですが、やはりシート幅が段違い。3列リクライニングシート車両に比べるとコスパは悪いです。

 

しかし、今でも3列リクライニングシート車両は残存しています。485系「リゾートやまどり」のように、指定席料金(530円)で乗れるものもありますので、お出かけの際はぜひ、3列リクライニングシート車両を探して見てください!

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

3列リクライニングシート車両は、ゆったりとした快適な旅を演出してくれるだけでなく、中にはE653系1000番台や485系「リゾートやまどり」のように、一緒に友人などとの思い出を作ってくれる設備を備えている車両もあります。

 

ゆったりとした旅を楽しみながら、友人との鉄道話で盛り上がる・・・これぞ最高の思い出となるじゃありませんか。

 

みなさんもぜひ今回紹介した車両、乗ってみてください!

 

最後までご覧いただきありがとうございました! 


 


 

【eチケット早特21】北陸新幹線の運賃+特急料金が期間限定で50%引きに!期間中は「e5489」でオトクに北陸新幹線を利用しよう!

JR西日本は、北陸新幹線「かがやき」・「はくたか」にチケットレスで利用できるe5489専用「新幹線eチケット予約サービス」のお得なきっぷ・「eチケット早特21」の発売期間を2021年3月まで延長すると発表しました。

 

 

 

 

1.2021年3月まで北陸新幹線の運賃+特急料金が50%引きに!

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引用:E7系W7系wikipediaより)

JR西日本は、「eチケット早特21」の発売期間を2021年3月31日まで延長すると発表しました。「e5489」専用のお得なきっぷで、チケットレス北陸新幹線「かがやき」・「はくたか」に乗車できるほか、特定区間・席数限定で運賃+特急料金が50%引きになります。

 

区間の一例

・金沢〜東京:7,090円(通常額14,180円)

・富山〜東京:6,380円(通常額12,760円)

 

詳しくは、JR西日本の公式プレスリリースをご覧ください。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200824_00_hayatoku.pdf

 

 

2.「eチケット早特21」を利用する際の注意点は?

北陸新幹線を安く利用できるとはいえ、このきっぷにもいくつか注意点があります。

いくつか項にまとめましたのでご紹介します。

 

(1)「新幹線eチケットサービス」への登録が必要

このきっぷを利用する際には、

 

「e5489」への会員登録→交通系ICカードの登録

 

という手順を踏んでいくことが必要になります。登録方法を順番にご説明します。

(画像はJR西日本の公式ホームページより引用)

 

①「交通系ICカード情報の登録・変更」メニューを表示する

 

e5489のトップページ下部・会員メニューの「交通系ICカード情報の登録・変更」メニューを選択することで、交通系ICカードの登録用画面が表示されます。

 

交通系ICカード情報の入力

次に、交通系ICカード情報の入力を行いましょう。登録が必要な情報は以下の通りです。

 

ICカード番号 主にカードの裏面に記載されています。

・おとなorこどもの選択

・登録名 好きな12文字を入力しましょう。

 

これらの入力が終わったら、「次へ」を選択し、画面のガイダンスに従って操作すればOKです。これで、登録は終了です。なお、予約方法については割愛します。

 

↓↓予約方法についてはこちら↓↓

 https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/e5489/reservation/

 

(2)席数には限りがある

この商品は、JR東日本のお得なきっぷ「えきねっとトクだ値」などと同様に、席数限定の商品です。指定席の座席数は当然、このような商品を利用せずに乗車する方のことも考えて設定されています。発売する座席数に制限が設けられているのは当たり前です。

 

しかし、座席の争奪戦になることを防ぐためか、明確な発売する座席数は発表されていません。

 

発売開始は他の方法できっぷを予約する方法と同様、1ヶ月前の午前10時からとなっています。乗車する列車・日時などが決まったら、早めに購入しましょう。

 

 

3.「eチケット早特21」で北陸新幹線をオトクに利用しよう!

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引用:E7系W7系の普通車の車内(wikipediaより)

「eチケット早特21」を購入すれば、北陸新幹線をかなりオトクに利用できます。50%というこの割引率は「えきねっとお先にトクだ値」よりも大きいです(「えきねっとお先にトクだ値」は30%)。

 

みなさんもこの機会に北陸新幹線でお出かけしてみてはいかがでしょうか?

 

最後までご覧いただきありがとうございました!


 


 

【227系】2021年春、きのくに線(紀伊田辺〜新宮)へ新型車両導入!車載型IC改札機搭載で和歌山県全域で「ICOCA」対応に!

JR西日本は2021年春に新型車両・227系を導入し、きのくに線紀伊田辺〜新宮)の全駅で交通系ICカードICOCA」に対応すると発表しました。

 

227系に車載型IC改札機を搭載することで、地上型自動改札機を設置している一部の駅を除き、車内での改札ができるようにできるようになります。

 

これにより、JR西日本和歌山県内全域で「ICOCA」が利用できるようになります。

 

詳しくは、JR西日本の公式プレスリリースをご覧ください。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200827_00_kinokunisen.pdf

 

 

 

 

きのくに線紀伊田辺〜新宮)へ227系導入!

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引用:227系1000番台(wikipediaより)

JR西日本は、2020年春のダイヤ改正に続いて、2021年の春にもきのくに線紀伊田辺〜新宮)で227系を導入すると発表しました。

 

車内には車載型IC改札機が設置されており、この車両を導入すれば、駅への改札機設置によるコストを抑えつつ、今まで自動改札機が設置されなかった普通列車のみ停車する駅においても「ICOCA」への対応が可能になるということでしょう。

 

これにより、JR西日本和歌山県内全域で「ICOCA」が利用できるようになります。

 

なお、車載型IC改札機は「ICOCA」だけでなく、全国相互利用対象のICカード(Kitaka・PASMOSuicamanacaTOICAPiTaPaはやかけんnimocaSUGOCA)も利用できます。

 

 

2021年春から北近畿関西本線和歌山県全域でICOCAが使用可能に!

2021年度からは今回紹介した和歌山県全域以外にも、関西本線伯備線(新見〜備中高梁)・北近畿でも「ICOCA」の利用が可能になります。これにより、これらの沿線にお住まいの方々だけでなく、普段ICカードを利用して移動する人にとっても便利になります。

 

きのくに線関西本線伯備線(新見〜備中高梁)・北近畿地方の沿線の方は2021年春から「ICOCA」の利用も検討してみてはいかがでしょうか?

 

最後までご覧いただきありがとうございました!


 


 

【東武鉄道・設備投資計画2020】東武鉄道が2020年度の設備投資計画を発表!安全性・快適性の向上など、今年度もニュースが盛りだくさん!

東武鉄道は8月25日、2020年度の設備投資計画を発表しました。今回は、鉄道ファンである私の目線から気になるニュースをピックアップしてまとめていこうと思います。

 

 

 

 

東武鉄道が2020年度の設備投資計画を発表!

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引用:50000型(wikipediaより)

東武鉄道は8月25日、2020年度の設備投資計画を発表しました。設備投資額は総額219億円で、昨年度の397億円に比べてやや支出を抑えている感じです。

 

詳しくは、東武鉄道のプレスリリースをご覧ください。

https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/202008251252159Ept981AfvqjBSaRFC0MXg.pdf

 

 

今年度の設備投資計画における注目点

今年度も昨年度に引き続き、鉄道ファンとして気になるポイントがいくつかあります。

それぞれ項にまとめました。

 

1.ホームドアを北千住・新越谷・北越谷・志木の4駅に設置!

今年度も昨年度と同様、ホームドアが1日の利用客数が10万人以上の主要駅にホームドアが設置されます。設置される路線・駅は以下の通りです。

 

東武スカイツリーライン北千住駅(3階ホーム)・新越谷駅(JR武蔵野線乗換駅)・北越谷駅

 

東武東上線志木駅(1・2番線ホーム)

 

北千住・新越谷は他の路線からの乗り換え客で朝・夕のラッシュ時はかなり混雑します。そういった駅の安全対策として、ホームドアを設置してくれるのは、我々鉄道ファンだけでなく、利用客にとっても嬉しいですよね。

 

また、ホームドアの設置だけでなく、調査・設計が東武スカイツリーライン緩行線の10駅で行われます。調査・設計が行われる駅は以下の通りです。

 

東武スカイツリーライン緩行線):小菅〜西新井・谷塚〜蒲生・越谷の各駅

 

2.車内防犯カメラを500系・70090型に設置!

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引用:東武鉄道500系wikipediaより)

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引用:70090型(wikipediaより)

こちらも昨年度同様、車内のセキュリティ向上・車内テロ防止のため、車内防犯カメラが各車両に設置されます。今年度は500系3編成・70090型2編成に設置するそうです。

 

昨年度と違い、設置の対象となっている車両の形式名・編成数が発表されているのがポイントです。

 

前例通り、500系は乗降扉の上、70090型は扉上のLCD画面(3画面)の右上に設置されるものと思われます。

 

一方で、50000型の車内防犯カメラ・LCD画面・フリーWiFiの設置については、中止される可能性が高そうです。

 

3.特急用車両・500系&「THライナー」用車両70090型の増備

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引用:東武鉄道500系wikipediaより)

特急用車両・500系が3年ぶりに増備されます。500系には「Revaty(リバティ)」という愛称が付いていて、3両編成の車両を分割・併結して走る特急「リバティ日光」・「リバティきぬ」や、平日の通勤時間帯には、東武アーバンパークラインの特急「アーバンパークライナー」など、運用に合わせてフレキシブルに活躍しています。今年度は3編成増備されるそうで、今後の東武特急で活躍するのが楽しみですね。

 

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引用:70090型(wikipediaより)

一方で、東京メトロ日比谷線に直通し、朝・夕ラッシュ時には座席指定列車「THライナー」としても活躍しているロング・クロスシート転換車両の70090型が昨年度に続き、今年度も増備されます。2編成増備されるそうです。今後の通勤用車両としての活躍が楽しみですね。

 

4.東武日光線南栗橋以北)・宇都宮線用車両・20400型の改造

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引用:20400型(wikipediaより)

昨年度に続き、元東京メトロ日比谷線直通用車両・20000系列を改造・リニューアルした20400型が増備されます。今年度は4編成改造予定です。こちらも栃木地区での活躍に期待しましょう。

 

5.駅施設のリニューアルを10駅で実施!

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引用:リニューアルされた東武東上線玉淀駅wikipediaより)

こちらも昨年度に続き、駅施設のリニューアルが実施されます。実施予定の路線・駅は以下の通りです。

 

(1)駅舎のリニューアル

東武スカイツリーライン北越谷駅

東武宇都宮線南宇都宮駅

東武東上線:朝霞駅・川越駅鶴ヶ島駅

 

(2)駅トイレのリニューアル

東武スカイツリーライン西新井駅新田駅

東武日光線南栗橋駅

東武東上線和光市駅小川町駅

 

駅施設のリニューアルは地元の方にとっては嬉しい情報です。上記の10駅で実施されるということで、これらの駅の今後の発展が楽しみですね。

 

6.駅施設のバリアフリー化を実施&全128駅の整備完了!

東武鉄道では、1日の利用客数が3,000人以上で、かつ「公共交通移動等円滑化基準」に適合していない駅について、関係自治体と協議が整った駅から順にバリアフリー設備の整備を進めてきました。

 

今年度末までに、段差解消については対象駅129駅、多機能トイレについては対象駅128駅の整備が完了する予定です。今年度、バリアフリー化を実施予定の駅は以下の通りです。

 

エレベーター新設

東武宇都宮線西川田駅

東武アーバンパークライン愛宕駅野田市駅

東武越生線一本松駅

 

スロープ新設

東武スカイツリーライン堀切駅

 

多機能トイレ新設

東武スカイツリーライン堀切駅

東武宇都宮線西川田駅

東武アーバンパークライン愛宕駅

東武越生線武州唐沢駅

 

 

東武鉄道の今年度の進化に期待!

東武鉄道の今年度の設備投資額は、今回取り上げなかったものも含め、総額219億円。

 

新型コロナウイルスの影響もあってか、昨年度よりは設備投資額が抑えられているものの、新型車両・リニューアル車両の積極的な導入や、安全性の向上、駅のリニューアルなどに力を入れているところはさすがです。

 

東武鉄道の今年度の進化に期待しましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は東武鉄道の今年度の設備投資計画について、鉄道ファンとして気になる部分をまとめてみました。

 

今後もビジネス・観光など、幅広い分野で活躍する東武鉄道から目が離せませんね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました! 

 

 

 

【ホリデー快速鎌倉】武蔵野線から武蔵野貨物線を通って鎌倉へ直通する乗り得列車!経由路線・使用車両・乗車方法などをご紹介します!

武蔵野線沿線(南越谷以西)から人気観光地・鎌倉へと直通する武蔵野線沿線在住の方にはお馴染みの人気列車・「ホリデー快速鎌倉」。使用車両はもちろん、普段滅多に通ることができない貨物線を経由するので、観光客だけではなく、鉄道ファンからも愛される列車となっています。今回は、そんな「ホリデー快速鎌倉」の経由路線・使用車両・乗車方法などを解説していきます!

 

 

 

 

1.ホリデー快速鎌倉とは?

ホリデー快速鎌倉」とは、武蔵野線南越谷駅から、武蔵野貨物線を経由して横須賀線鎌倉駅へと直通する臨時の快速列車です。主に多客期の土曜・休日に運転されます。

 

 

2.ホリデー快速鎌倉の経由路線は?

ホリデー快速鎌倉」は、南越谷駅を出発すると、府中本町駅(通過)まで武蔵野線を走行します。府中本町駅を通過してすぐに、武蔵野貨物線と呼ばれる貨物線を走行するのですが、この路線、実は路線図にも乗っておらず、正式な営業路線ではないのです。

 

定期列車は通れず、主に貨物列車が走行する路線(これを貨物専用路線という)のため、普段はなかなか通ることができないんですよね。鉄道ファンから人気となっている理由はここにあります。

 

 

3.ホリデー快速鎌倉の停車駅・運転時刻・運転日は?

ホリデー快速鎌倉」は名前の通り快速列車です。武蔵野線内には通過駅があります。停車駅・運転時刻・運転日は以下の通りです。

 

(1)停車駅(始発・終着駅も含む)

南越谷・南浦和武蔵浦和北朝霞・東所沢・新秋津・西国分寺・横浜・大船・北鎌倉・鎌倉

 

(2)運転時刻(現在)

鎌倉行き:南越谷8:09発→南浦和8:19発→武蔵浦和8:22発→北朝霞8:29発→東所沢8:37発→新秋津8:41発→西国分寺8:49発→横浜9:28着・9:29発→大船9:47発→北鎌倉9:51発→鎌倉9:54着

 

南越谷行き:鎌倉17:21発→北鎌倉17:25発→大船17:29発→横浜17:43発

→西国分寺18:28発→新秋津18:36発→東所沢18:40発→北朝霞18:48発

武蔵浦和18:55発→南浦和18:58発→南越谷19:08着

 

(3)運転日

2020年9月12日(土)〜9月22日(火)までの土曜・休日


 


 

 

 

4.ホリデー快速鎌倉の使用車両は?

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引用:E257系500番台(wikipediaより)

ホリデー快速鎌倉」には、主に東京駅から京葉線外房線を経由して安房鴨川駅まで運転される特急「わかしお」や、同じく東京駅から京葉線内房線を経由して君津駅まで運転される特急「さざなみ」など、東京駅と千葉県内の主要都市を結ぶ特急列車で活躍しているE257系500番台という車両が使用されます。普段、特急列車で活躍している車両に、特急料金不要の快速列車として乗れるということで大変乗り得な列車となっています。

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引用:E257系500番台の車内(wikipediaより)

車内には2+2列で回転式リクライニングシートが並びます。シートピッチは960mmで、座席には座面スライド機構が備わっているほか、座席の背面にテーブル、カップホルダー、シートポケットが装備されています。なお、「ホリデー快速鎌倉」は快速列車ですので、運行時には写真にある座席のリネン(座席にかかっている白いもの)は外されています。

 

 

5.ホリデー快速鎌倉の乗車方法は?

ホリデー快速鎌倉」は5両編成で、全車指定席です。乗車には乗車券のほかに指定席券(530円)が必要となります。指定席券の号車番号・座席番号をよく確認してから乗車しましょう。

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ホリデー快速鎌倉」の指定席券

 

 

6.ホリデー快速鎌倉に乗るときの注意点

(1)貨物線のトンネル内では電波が通らない

先述の通り、武蔵野貨物線は主に貨物列車が走行する路線です。普段営業列車が通ることは想定されていないため、トンネル内では電波が一切通りません。

 

しかも、このトンネルは一番長いもの(生田トンネル)で10Km以上もあります。武蔵野貨物線の半分以上はトンネル区間ですので、その区間ではスマートフォンなどのインターネット検索など、電波を必要とする機能や物は使用できません。くれぐれもご注意ください。

 

(2)西国分寺〜横浜では40分以上ドアが開かない

先述の通り、西国分寺駅を発車すると、府中本町駅(通過)から武蔵野貨物線を走行します。

 

武蔵野貨物線内に停車駅が存在しない(というか駅そのものがない)上、列車は貨物線内で何回か運転停車をします。その関係で、西国分寺〜横浜では約40分、列車のドアが開きません。

 

食べ物・飲み物などは乗る前に買っておきましょう。なお、この列車では、鎌倉行き・南越谷行き共に車内販売は一切ありませんのでご注意ください。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は武蔵野貨物線経由の臨時列車・「ホリデー快速鎌倉」についてまとめてみました。

 

この列車は普段滅多に通ることができない路線を通ることができ、かつ特急用車両に特急料金不要(指定席券は必要)で乗ることができることから、鉄道ファンにも、沿線在住の観光客からも愛される存在となっています。人気列車ですが、5両編成での運転ということで、定員は少なめですので、指定席券のご予約はお早めに!!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!