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【E259系】特急「成田エクスプレス」で活躍しているE259系の転属先を予想してみた!

2020年5月29日にJR東日本高崎支社から発表された車両取替計画(ベストプラクティス)により、特急「草津」で活躍している651系1000番台の置き換え・特急「成田エクスプレス」で活躍しているE259系の転属が発表されています。今回はE259系の転属先を予想してみました。

 

 

 

 

1.E259系とは?

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引用:E259系wikipediaより)

E259系は、成田空港の平行滑走路(B滑走路)の延伸で大型旅客機の発着回数が増加したことと、253系の置き換え・ライバルである京成スカイライナーの新型車両(AE形)導入に伴い、2009年に特急「成田エクスプレス」用として導入された車両です。

 

 

2.JR東日本高崎支社の車両取替計画(ベストプラクティス)によって転属が決定的に

JR東日本高崎支社が2020年5月29日に発表した車両取替計画(ベストプラクティス)には、

 

・211系のE233系1000番台による置き換え

651系E259系による置き換え

八高線高麗川〜高崎)への新型ハイブリッド気動車の導入

 

が提起されています。651系1000番台のE259系への置き換えが明らかになったことで、E259系の転属が決定的になりました。

 

 

3.E259系の気になる転属先を予想!

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引用:E259系wikipediaより)

さて、E259系はどの路線の特急に転用されるのでしょうか?編成数・両数を元に予想してみました。

 

(1)高崎県・吾妻線特急「草津

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引用:651系1000番台(wikipediaより)

これは予想というより決定事項なのですが、まずは高崎線吾妻線特急「草津」でしょう。

 

特急「草津」用の651系1000番台は大宮総合車両センターに7両×7編成(OM201〜OM207編成)が在籍しています。

 

こちらはE259系を8編成転用させるものと思われます。内・外装のリニューアルを受け、転用されれば、

 

・普通車のシートピッチ拡大

・座席コンセント&Wi-Fiの設置

・全車指定席(スワローサービス)化&指定席発売状況ランプの設置

・液晶ディスプレイによる車内インフォメーションの充実

・荷物置き場の設置

 

などといったサービス面の向上が期待できます。

 

(2)房総地区の特急「さざなみ」・「わかしお」・「しおさい

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引用:E257系500番台(wikipediaより)

次は房総地区の特急「さざなみ」・「わかしお」・「しおさい」です。

 

これらの特急列車で活躍しているE257系500番台は幕張車両センターに5両×12編成(豊田車両センター常駐車両を除く・NB-01〜NB-05・NB-08・NB-09・NB-15〜NB-19編成)、255系は9両×5編成(Be-01〜Be-05編成)在籍しています。

 

こちらは255系置き換え用にE259系を8編成転用させるものと思われます(労組資料で255系の置き換えが明らかになっています)。内・外装のリニューアルを受け、転用されれば、

 

・普通車のシートピッチ拡大

・座席コンセント&Wi-Fiの設置

・全車指定席(スワローサービス)化&指定席発売状況ランプの設置

・荷物置き場の設置

 

などといったサービス面の向上が期待できます。液晶ディスプレイは今の房総地区の需要を考えるとおそらく撤去されるかな・・・と思います。

 

E257系500番台は内装のリニューアルを受けることで、E259系とのサービスの平等化ができると思います。

 

(3)JR・東武直通特急「日光」

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引用:253系1000番台(wikipediaより)

次にJR・東武直通特急「日光」です。

 

特急「日光」用の253系1000番台は大宮総合車両センターに6両×2編成が在籍しています。

 

こちらはE259系を2編成転用させるものと思われます。内・外装のリニューアルを受け、転用されれば、

 

・座席コンセント&Wi-Fiの設置

・全車指定席(スワローサービス)化&指定席発売状況ランプの設置

・液晶ディスプレイによる車内インフォメーションの充実

 

などといったサービス面の向上が期待できます。

 

ただし、転用にあたって東武ATSの設置やグリーン車の普通車化を行う必要が出てきますので、論点はそこにJR東日本がお金をかけるかどうか、といったところでしょうか。

 

特急「成田エクスプレス」として活躍していた253系200番台(現・1000番台)は上記の改造を受けて活躍していますので、改造を受ける可能性も十分にあります。

 

 

4.残る4編成はどうなる?

ここまで18編成の転用案を紹介してきましたが、残りの4編成の動向が気になるところです。

 

残りの4編成は波動用として活躍するかもしれません。

 

となると、豊田車両センター常駐のE257系500番台3編成(NB-10〜NB-12編成)を置き換え、特急「富士回遊」で活躍するという見方もできます。

 

個人的には、車内インフォメーションが充実しているE259系を特急「富士回遊」で活躍してくれるのは大歓迎です。サービス面の向上が期待できますし、液晶ディスプレイには4ヶ国語が表示できますので、訪日外国人にとっても良いイメージを持ってもらえると思います。

 

 

以上、「特急「成田エクスプレス」で活躍しているE259系の転属先を予想してみた!」でした。今後E259系がどうなるかはまだわかりませんが、動向に注目しましょう。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

次回もお楽しみに!!