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【東京メトロ24時間券】東京メトロ線全線が24時間乗り放題!販売箇所、購入方法、使い方などを解説!

東京メトロ線全線が24時間乗り放題になる「東京メトロ24時間券」。大人600円、こども300円で東京をお得に、そして自由に巡ることができてしまうわけです。本記事では、「東京メトロ24時間券」の販売箇所、購入方法、使い方などを解説していきます!

 

 

 

1.東京メトロ24時間券とは?

東京メトロ24時間券とは、東京メトロ線全線が使用開始時刻から24時間乗り放題になるフリーきっぷ(企画乗車券)のことです。

 

詳しくは、東京メトロの公式ホームページをご覧ください。

https://www.tokyometro.jp/metro24/jp/

 

 

2.東京メトロ24時間券の値段、販売箇所は?

東京メトロ24時間券の値段は、1枚大人600円、こども300円です。

販売箇所は、

 

前売り券:東京メトロ定期券うりば(中野駅西船橋駅、渋谷駅を除く)

当日券:東京メトロ線各駅の券売機

 

となります。ただし、前売り券は発売日から6ヶ月、当日券は購入当日の終電までに利用しなかった場合は無効になりますのでご注意下さい。

 

 

3.東京メトロ24時間券で乗車可能な列車は?

基本的に東京メトロ線内であればどの列車でも乗車できます。ただし、副都心線経由の有料座席指定列車「S-TRAIN」は利用できません。

 

 

4.東京メトロ24時間券の使い方は?

きっぷを購入したら、まずは自動改札機に通しましょう。すると、有効時間が(前売り券の場合は裏面に)印字されます。改札に入場、あるいは出場する場合でも、同じように自動改札機にきっぷを通せばOKです。

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引用:有効時間が印字された東京メトロ24時間券(当日券・wikipediaより)

 また、このきっぷを提示すると、都内の多くのスポットで割引やプレゼントなどの特典を受けられる「CHIKA  TOKU」というサービスを利用できます。飲食代が割引になったり、博物館や美術館の入場料が割引になったり、オリジナルグッズのプレゼントがあったり・・・と、東京を観光する際には必須の1枚といえます。

↓↓「CHIKA  TOKU」公式ホームページはこちら!↓↓

https://chikatoku.enjoytokyo.jp/

 

 

5.東京メトロ24時間券はPASMOでも利用できる!

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引用:PASMOwikipediaより)

東京メトロ24時間券にはPASMOで利用できるものもあります。これは磁気券(きっぷ)であるタイプのものと異なり、手持ちのPASMOに24時間券の情報を書き込むタイプの24時間券です。

 

磁気券(きっぷ)であるものに比べ、IC専用改札機が利用できるほか、東京メトロ線以外への乗り越しも予めチャージしておけば乗り越し精算機を利用しなくても良いというメリットがあります。

 

ただし、利用できるのは、クレジットカード一体型を除いた、すでに定期券情報や他のフリーきっぷ(企画乗車券)の情報が記録されていないPASMOに限られるほか、有効時間の開始時刻が使用開始時刻ではなく購入時刻となるのでご注意ください。

 

 

6.東京メトロ24時間券のおすすめの使い方は?

①ビジネスで東京を移動する際に利用

東京メトロの初乗り運賃は170円に設定されています。つまり、どんなに短距離での乗車であっても、4回以上乗り降りすれば必ずお得になるということです。

 

例えば、

 

大手町→新宿三丁目→渋谷→(銀座乗り換え)→日比谷→上野

 

と移動した場合。

 

この場合、通常運賃で移動すると合計710円ですので、東京メトロ24時間券を利用したほうがお得になります。

 

 

西船橋駅からの往復で利用

意外と知られていないのが、西船橋駅から東京の各都市との往復で利用するとお得になる区間が多いということです。ではなぜこういうことが起こるのか。いくつかの理由に分けて説明していこうと思います。

 

理由1:そもそも東京メトロ東西線は千葉県内を結構走る

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引用:東京メトロ東西線wikipediaより)

知ってる方も多いと思いますが、東京メトロ東西線は千葉県の西船橋駅から大手町、九段下を通って中野駅までを結ぶ路線です。千葉県を走る上、近くを走るJR総武線のバイパス路線としての役割を果たしているという路線の性質上、かなり混雑が激しい路線として知られています。参考までに、一番混雑する区間と時間帯、混雑率を記しておきます。

 

・木場〜門前仲町 199%(7:50〜8:50の中野方面行)

 

また、東京メトロ東西線の全線(西船橋〜中野)の営業キロ30.8Kmのうち、西船橋〜浦安の8.0Kmは千葉県内です。路線の約4分の1を千葉県が占めていることになります。

 

 

理由2:東京メトロ東西線西船橋茅場町に他の東京メトロ線へ乗り換えできる駅が一切ない

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引用:東京メトロ東西線wikipediaより)

東京メトロ東西線は、全線(西船橋〜中野)の営業キロ30.8Kmのうち、なんとその約半分にあたる13.8Km(西船橋南砂町)は地上を走っています。西船橋東陽町南砂町の隣の駅)では快速、通勤快速(平日朝ラッシュのみ)の運行が行われているのですから驚きです。妙典〜浦安では時速100Kmを出して走っています。

 

これらの理由も関係しているのか、西船橋茅場町の18.8Kmの間には他の東京メトロ線に乗り換えできる駅が一切ありません。東京メトロ24時間券を都市間往復で利用した際に元が取れる距離は27.1Km以上(運賃320円)となっていますので、茅場町、あるいは茅場町から先の他の東京メトロ線への乗換駅(日本橋、大手町、九段下、飯田橋)で他の路線に乗り換え、東京の各都市へ往復で移動した場合には元が取りやすくなります。

 

参考までに、他の東京メトロ線への乗換駅(茅場町日本橋、大手町、九段下、飯田橋)で他の路線に乗り換えた場合の元が取れる駅を記しておきます。

 

(1)茅場町日比谷線に乗り換える場合

上野・北千住方面→北千住

霞が関・中目黒方面→広尾(恵比寿の隣の駅、恵比寿でも元は取れる)

 

(2)日本橋銀座線に乗り換える場合

上野・浅草方面→なし

新橋・渋谷方面→渋谷

 

(3)大手町で丸ノ内線半蔵門線千代田線に乗り換える場合

丸ノ内線

後楽園・池袋方面→池袋

新宿・荻窪方面→新宿御苑前新宿三丁目の隣の駅、新宿三丁目でも元は取れる)

 

半蔵門線

清澄白河・押上方面→押上

永田町・渋谷方面→表参道

 

千代田線

西日暮里・北千住方面→町屋(北千住の隣の駅、北千住でも元は取れる)

明治神宮前<原宿>・代々木上原方面→明治神宮前<原宿>

 

(4)九段下で半蔵門線に乗り換える場合

永田町・渋谷方面→表参道

なお、清澄白河・押上方面へ移動する場合には、大手町駅を利用しましょう。

 

(5)飯田橋有楽町線に乗り換える場合

豊洲・新木場方面→有楽町

池袋・小竹向原方面→池袋

 

 

③観光で東京を移動する際に利用

東京メトロ線の沿線には観光スポットがたくさんあります。①でも申し上げたように、東京メトロの初乗り運賃は170円に設定されているので、どんなに短距離での乗車であっても、4回以上乗り降りすれば必ずお得になります。

 

例えば、東京でスイーツ巡りをして遊んだ場合(東京メトロのホームページを参考にしました)。

 

1日目:木場→(日本橋乗り換え)→浅草→銀座→本郷三丁目→池袋→木場

2日目:木場→(大手町乗り換え)→明治神宮前<原宿>→(国会議事堂前〜溜池山王乗り換え)→麻布十番

 

この場合でも、通常運賃(ICカード)で移動すると合計1,374円ですので、東京メトロ24時間券を利用したほうがお得になります。

 

 

7.東京をがっつりめぐりたい場合は「東京メトロ都営地下鉄共通一日乗車券」を使おう

他にも、東京メトロ線全線が乗り放題になるフリーきっぷとしては、「東京メトロ都営地下鉄共通一日乗車券」(大人900円、こども450円)があります。

 

こちらは、東京メトロ線全線の他に、都営地下鉄の全線が乗り放題となるフリーきっぷです。

 

東京をがっつり巡りたいのであれば、東京メトロ都営地下鉄共通一日乗車券の方が使い勝手は良いでしょう。東京メトロ線にはJR山手線の南北を縦断する路線がないのがデメリットですが、都営地下鉄はそれをしっかりフォローしてくれます。

 

注意しないといけないのは、東京メトロ24時間券と異なり、購入した当日のみ有効であるということです。購入した翌日以降の利用はできませんのでご注意ください。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

東京メトロ24時間券の最大のメリットは、なんといっても大人600円、こども300円という破格の値段で東京を巡れるということです。また、東京メトロは東京都だけでなく、千葉県や埼玉県にも路線が存在します。先ほど紹介した西船橋駅からの東京の各都市への往復や、観光に利用すると良いと思います。

 

みなさんも東京を観光したり、移動したりする際にはぜひこのきっぷを使ってみてくださいね!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!