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【遂に終了】東京圏の車両大転配、遂に終了か・常磐快速線用E231系マト118編成の長野総合車両センター入場・武蔵野線帯となっているのが確認されたことで決定的に

2014年11月に山手線への新型車両・E235系の導入が発表されてからおよそ6年。2017年5月22日から本格的な山手線へのE235系の導入が始まると、山手線で活躍していたE231系500番台を中心に本格的な転用改造工事&車両大転配が行われたことは記憶に新しいかと思います。山手線と中央・総武緩行線、および八高・川越線では既に車両の置き換えが完了し、残る武蔵野線常磐快速線で活躍していたE231系・マト118編成が長野総合車両センターに入場し、武蔵野線帯となっているのが確認されたことで、東京圏の車両大転配に終止符が打たれることが決定的となりました。

 

今回は、そんな東京圏の車両大転配について振り返っていきたいと思います。

 

※最新情報が分かり次第順次更新します。

 

 

 

 

東京圏の車両大転配の主な流れ

1.山手線への新型車両・E235系の導入&E231系500番台中央・総武緩行線への転属

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引用:E235系wikipediaより)

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引用:中央・総武緩行線へと転属したE231系500番台wikipediaより)

2017年4月、JR東日本は山手線への新型車両・E235系を導入し、順次、E231系500番台を置き換えることを発表しました。また、これに先立って、上野東京ラインの開業に伴う運用数の見直しにより、E231系500番台・トウ520編成とトウ540編成が東京総合車両センターに入場し、10号車(サハE231-4600)を除いた10両が帯色の黄色化・所属表記変更(東トウ→八ミツ)・ATS-Pの設置などといった転用改造工事を受けた上で新・A520編成&A540編成となり、中央・総武緩行線へと転属しています。

 

そして、2017年5月22日から本格的な山手線へのE235系の導入が開始されると、E231系500番台はA503編成を皮切りに次々と中央・総武緩行線へと転属していき、最終的に全52編成が転属する形で同路線のE231系0番台・900番台と209系500番台を置き換えました。A503編成が試運転の際に総武快速線に入線したのは首都圏在住の鉄道ファンの間で話題になりました。

 

2020年1月、山手線へのE235系の導入が完了すると、1月20日、山手線のE231系500番台の最後の編成、トウ506編成の運用が終了し、その4日後、転用改造工事のため東京総合車両センターに入場したのでした。

 

2.E231系0番台・900番台と209系500番台の転属

(1)武蔵野線

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引用:武蔵野線へと転属したE231系0番台(wikipediaより)

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引用:武蔵野線へと転属した209系500番台wikipediaより)

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引用:武蔵野線へと転属したE231系900番台(wikipediaより)

2017年春頃からE231系500番台中央・総武緩行線に転属してくると、置き換えられる形でE231系0番台・900番台と209系500番台武蔵野線と八高・川越線に転属していきます(八高・川越線については後述)。

 

その初陣を切ったのが、常磐線快速に転属するB20・B21編成にサハユニット(サハ2両)を拠出し、7両編成となっていたB22編成(現MU2編成)でした。B5編成のサハ1両(サハE231-14)を組み込んで青森改造センターに回送され、青森改造センターにおける最初の転用改造車両として、完成した際には記念セレモニーが執り行われました。転用改造工事(機器更新・組成変更など)が完成し、同改造センターを出場した後は、秋田総合車両センターにて帯色の変更、線路モニタリング装置の設置(当編成のみ)などといった仕上げを行い、2017年9月19日、京葉車両センターに配給輸送されています。

 

その後、E231系0番台・900番台は、

2018年に6編成(B9・B13・B18・B19・B23・B28)が、

2019年に15編成(B1・B2・B3・B4・B15・B24・B25・B29・B30・B35〜B38・B41・B57)が、

2020年に9編成(B31・B32・B33・B34・B40・B42・B81・B82・B901)が、

それぞれ大宮総合車両センター長野総合車両センターなどで転用改造工事を受け、京葉車両センターに配給輸送・回送されています。

 

一方、209系500番台も、秋田総合車両センターにて同様の転用改造工事がなされ、C506〜C512・C516の8編成が京葉車両センターに配給輸送されています。

 

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引用:205系5000番台(wikipediaより)

なお、E231系と209系の転入に伴い、205系5000番台(VVVFインバータ改造車)の引退・インドネシアへの譲渡が決定しています。残り数少なくなっていますので、記録はお早めに!

 

(2)八高・川越線

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引用:八高・川越線に転属したE231系3000番台(元0番台・wikipediaより)

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引用:八高・川越線に転属した209系3500番台(元500番台・wikipediaより)

2017年春頃からE231系500番台中央・総武緩行線に転属し、置き換えられる形で八高・川越線に転属したE231系3000番台(元・0番台)と209系3500番台(元・500番台)。武蔵野線用と異なり4両編成で、ドアには半自動ドアボタンが設置されるなど、独特の外観を保っています。

 

E231系・209系共に、機器更新・組成変更・半自動ドアボタンの設置などといった転用改造工事をE231系は青森改造センター・秋田総合車両センターで、209系は郡山総合車両センターで実施し、2017年11月〜2019年9月までにE231系6編成(カワ41〜カワ46)、209系5編成(カワ51〜55)の計11編成が川越車両センターに配置され、205系3000番台・209系3000・3100番台を置き換えています。

 

なお、E231系の転用改造工事の際に余剰となったモハユニット1組(モハ2両)は、中央・総武緩行線に残留する予定のE231系0番台6編成の6M4T化の際に組み込まれています。

 

3.E231系0番台(中央・総武緩行線)の一部編成における6M4T化工事

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引用:6M4T化工事を実施し残留した中央・総武緩行線用のE231系0番台(wikipediaより)

E231系500番台が2015年から中央・総武緩行線へと転属して来たというのはもう先述しましたが、全52編成が転入した後でも、中央・総武緩行線の56の運用を回すためには編成数が不足するため、0番台6編成(B10・B11・B12・B14・B26・B27)が6M4T化されて中央・総武緩行線へ残留しました。

 

主な改造の流れとしては、

 

①青森改造センターにて6M4T化で不要となるサハ2両{5号車(6扉車)・2号車}を拠出・廃車→解体

②八高・川越線への転用改造工事で余剰となったモハユニット1組(モハ2両)を全6編成(B5・B6・B7・B8・B16・B17)から拠出し、組み込む

③6M4T化した車両の転用改造(帯の貼り替えはない)・制御機器類の更新工事(機器更新)などの実施

➃秋田総合車両センターに配給輸送し、指定保全・6扉車ステッカーの剥離などの仕上げを行い、三鷹車両センターに配給輸送

 

となっており、すでに全6編成が改造工事を終えて運用に復帰しています。E231系500番台に合わせ、ホームドア検知装置とTASC(定位置停止装置)が新たに設置されているほか、車内照明がLED化されています。

 

4.E231系0番台(常磐快速線)・マト118編成の長野総合車両センターへの入場

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引用:常磐快速線用のE231系0番台・マト115編成(wikipediaより)

2020年8月18日、常磐快速線で活躍していたマト118編成が長野総合車両センターに入場しました。この編成は中央・総武緩行線から転属した車両(元B20編成)で、2019年9月19日に同車両センターで機器更新を実施していましたが、戸閉装置が全車未更新のままで出場し、長野総合車両センターに入場する4日前、4・9号車を除いた8両の戸閉装置が更新されていました。

 

太字にしたのでわかる方がほとんどだと思いますが、10両編成中8両のみ戸閉装置が更新された、ということは、この車両の武蔵野線への転属を示唆していたことを裏付けるものとなります。

 

現在武蔵野線ではE231系0番台・900番台が31編成209系500番台11編成運用されています。また、元B82編成が転用改造工事を終え、秋田総合車両センターを出場していることから、運用入りも近いと思われます。

 

そして先日、遂にマト118編成の武蔵野線への転属が確認されたことでE231系・209系の編成数が44となり、武蔵野線の運用は全て賄えることになります。残り1編成は新系列車両(209系以降の車両)の統一による予備車削減で対応するか、また新たに車両を他線区から転属させて来るかの二択になります。今後も武蔵野線の車両動向に目が離せません。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は山手線へのE235系の導入によって起こった首都圏の各線区の車両の転用について、一連の流れをまとめてみました。

 

僕としては、転用された車両が新天地で元気に活躍してくれることを祈るばかりです。

 

みなさんも今日取り上げた路線に乗る際は、ぜひ新天地で頑張っている車両たちを鉄道ファン、あるいは1人の乗客として応援してあげましょう!!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

【比較】東京から成田空港に鉄道で行くときはJR東日本・特急「成田エクスプレス」と京成電鉄・特急「スカイライナー」どっちがお得で快適?料金・所要時間などから比較してみた

東京の主要都市から成田空港へと運行されている特急列車「成田エクスプレス」と「スカイライナー」。この2つの列車はお互いライバル関係にあるのですが、一体どちらを利用すれば、お得で、かつ快適に移動できるのでしょうか?今回は、料金・所要時間・車内設備などといった様々な視点から両者を比較していこうと思います。

 

 

 

 

1.JR東日本・特急「成田エクスプレス」とは?

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引用:特急「成田エクスプレス」(wikipediaより)

 JR東日本の特急「成田エクスプレス」とは、東京・神奈川の主要都市の駅(横浜・渋谷・新宿・池袋など)から成田空港駅までを主に総武本線成田線を経由して結ぶ特急列車のことです。ほとんどの列車は、東京駅で横須賀線経由で横浜・大船方面へ向かう列車と、湘南新宿ラインなどを経由して渋谷・新宿方面へ向かう列車を併結、あるいは分割して運行します。また、朝・夜の一部の列車には、埼玉県の大宮駅や、東京西部の高尾駅まで直通運転するものもあります。

 

 

2.京成電鉄・特急「スカイライナー」とは?

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引用:特急「スカイライナー」(wikipediaより)

京成電鉄の特急「スカイライナー」とは、東京都・京成上野駅から成田空港駅までを主に京成成田スカイアクセス線を経由して結ぶ特急列車のことです。速達性の高さがウリで、ほとんどの列車は日暮里駅〜空港第2ビル駅を30分台で結びます(朝時間帯の一部列車を除く)。列車の最高時速は国内の在来線の中で最も速い160Kmとなっています。

 

 

3.それでは比較していこう

では早速比較していきましょう。いくつかの分野に分けていこうと思います。さて、果たしてどちらがお得で快適に移動できるのでしょうか?

 

(1)運賃・料金

JR東日本・特急「成田エクスプレス」(東京駅から乗車)の場合→運賃(東京〜成田空港)+※特急券(同区間)=3,070円(こども1,530円)

 

京成電鉄・特急「スカイライナー」の場合→運賃{京成上野〜成田空港(成田スカイアクセス線経由)}+※特急券(同区間)=2,520円(こども1,270円)

※特急「成田エクスプレス」・「スカイライナー」は全車指定席で、自由席はありません。

 

運賃・料金だけ見ると、「京成スカイライナー」の方が550円安くなっていることがわかります。

 

とはいっても、JR東日本は特急「成田エクスプレス」を成田空港まで往復で利用できる「N'EX往復きっぷ」(東京都区内⇔成田空港・普通車用で1枚大人5,030円、こども2,510円)を発売しています。このきっぷを使用すれば片道の運賃・料金は大人約2,510円、こども約1,250円となりますので、京成スカイライナーを利用するよりも安くなります。成田空港から、日暮里・上野までダイレクトに直行したいのか、それとも東京の各都市へ行きたいのかで、使い道が分かれそうです。

 

なお、京成電鉄でも、京成スカイライナーの特急料金を成田空港を発着する飛行機を利用する乗客に向けて、様々なキャンペーンなどを行っていることがありますが、ここでは省略します。

 

詳しくは京成電鉄の公式ホームページをご覧ください。

https://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/skyliner/jp/index.php

 

②所要時間

JR東日本・特急「成田エクスプレス」(東京〜成田空港・最速)→54分

京成電鉄・特急「スカイライナー」(京成上野〜成田空港・最速)→44分

 

ここでも、京成スカイライナーの方が速いということがわかります。まあ、先述の通り、最高時速は160Kmですので、所要時間に関してはこちらがかなり有利です。

 

一方、特急「成田エクスプレス」の最高時速は最も速い区間であっても130Kmです。さらに、東京都内に入ると列車のダイヤ上、減速運転をしなければならない区間が多くなるため、東京から先、渋谷、新宿方面へ行こうとするとさらに時間がかかります。横浜・大船方面へ行く場合は、横須賀線を経由しますが、普通列車と停車駅にそこまで差異はないですし、横須賀線のダイヤ自体がそもそも緩い(本数が少ない)ので、そこまで時間はかかりません。

 

(3)車内設備

JR東日本・特急「成田エクスプレス

・普通車

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引用:特急「成田エクスプレス」普通車の車内(wikipediaより)

普通車は2+2列で回転式リクライニングシートが並びます。シートピッチは1,020mmで、可動式のヘッドレストが装備されているほか、肘掛けの先端部分にはノートパソコンやスマートフォンの充電に使えるコンセントが全席に設けられています。座席には市松模様のデザインがなされています。白と赤と黒を基調とした何とも明るくて凛々しいこのデザイン、個人的にはすごく高評価です。座席の座り心地の良さもJR東日本の特急列車の中ではトップクラスと言えるのではないでしょうか。

 

グリーン車

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引用:特急「成田エクスプレスグリーン車の車内(wikipediaより)

グリーン車も普通車と同様に2+2列で回転式リクライニングシートが並びます。シートピッチは1,160mmとなっていて、座席には本革を使用したり、フットレストを付けたりするなどして普通車とある程度差別化を図ろうとしたのはわかりますが、座席幅は普通車とほぼ変わりませんし、JR東日本の特急料金の中でも高い部類に入るA特急料金、さらに成田エクスプレスのみで適用されるグリーン料金など、設備の割に随分高いな・・・という印象は否めません。

 

成田空港へ行く際にこの特急「成田エクスプレス」に乗車する場合、この車両に乗車するメリットはほぼないと考えて頂いて大丈夫です。

 

荷物置き場

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引用:特急「成田エクスプレス」の荷物置き場(wikipediaより)

特急「成田エクスプレス」には、全車両の車端部に荷物置き場が設置されています。荷物置き場は3段に分かれていて、下段にはスーツケースを縦置きに、中段には横置きにできる寸法が確保されています。また、乗客自身で操作できるダイヤル式ワイヤ錠が、1編成につきグリーン車の荷物置き場には24個、普通車には荷物置き場1箇所につき16個(1両で32個)設置されていて、荷物置き場の天井に設置されている防犯カメラと合わせ、安心感のあるものとなっています。

 

液晶ディスプレイ

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引用:特急「成田エクスプレス」の液晶ディスプレイ(wikipediaより)

全車両の出入り口、および車内には4ヶ国語に対応した液晶ディスプレイが設置されています。視認性に優れた場所に設置されています。

 

また、この液晶ディスプレイは、列車の行き先や停車駅の案内だけではなく、成田空港発のフライトインフォメーションや首都圏の鉄道の運行情報も案内してくれます。JR東日本の特急列車では唯一無二の旅客設備です。

 

 

京成電鉄・特急「スカイライナー」

・※普通車

※「スカイライナー」には、普通車・グリーン車といった車両の名称はなく、全てモノクラス車両となっています。

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引用:特急「スカイライナー」の車内(wikipediaより)


 車内には2+2列の回転式リクライニングシートが並びます。シートピッチは1,050mmで、JR東日本の特急「成田エクスプレス」の普通車よりも広くなっています。可動式のヘッドレストは装備されておらず、座り心地も「成田エクスプレス」の普通車に比べてやや硬いですが、乗車時間を考えれば問題ないでしょう。

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引用:特急「スカイライナー」のコンセント(wikipediaより)

また、 各座席の下部にはノートパソコンやスマートフォンの充電に使えるコンセントが設置されています。特急「成田エクスプレス」では肘掛けにあるのですが、これは好みが分かれそうです。パソコン作業をするなら、「スカイライナー」のように前の座席の下部にある方が電源ケーブルが邪魔にならなくて良さそうですが、スマートフォンを充電しながら使用したいとなると、肘掛けにコンセントがある方が便利かな、と思います。もっとも、個人の好みの範疇とは思いますが・・・

 

荷物置き場

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引用:特急「スカイライナー」の荷物置き場(wikipediaより)

特急「スカイライナー」には、全車両の車端部に荷物置き場が設置されています。荷物置き場は2段に分かれているのですが、特急「成田エクスプレス」と異なり、乗客自身で操作できるダイヤル式ワイヤ錠がありませんのでご注意ください。荷物置き場の天井には防犯カメラが設置されています。

 

・液晶ディスプレイ

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引用:特急「スカイライナー」の液晶ディスプレイ(wikipediaより)

客室端部の通路上には4ヶ国語に対応した液晶ディスプレイが設置されています。

 

また、この液晶ディスプレイは、列車の行き先や停車駅の案内、運行経路だけではなく、運転台に設置したカメラによって迫力のある前面展望の風景を映すことができるようになっているほか、駅に到着する直前には、20ヶ国語で「ありがとう」という言葉を表示します。

 

(4)運行経路

JR東日本・特急「成田エクスプレス

成田空港・空港第2ビル→(成田線総武本線経由)→東京→(横須賀線湘南新宿ライン経由)→渋谷・新宿・高尾・池袋・大宮・横浜・大船など

 

京成電鉄・特急「スカイライナー」

成田空港・空港第2ビル→(京成成田スカイアクセス線経由)→日暮里・京成上野

 

運行経路で比較して見ると、特急「成田エクスプレス」は成田空港から東京・埼玉・神奈川のいろんな都市へ行けるのに対し、京成スカイライナーは日暮里・京成上野にしか到達できないことがわかります。特急「成田エクスプレス」は所要時間、運賃・料金共に京成スカイライナーに及ばないですが、その分首都圏の様々な都市にダイレクトにアクセスできることが京成スカイライナーに対する大きなアドバンテージであることがわかります。

 

 

【結論】自分がどこへ、どういうふうに行きたいのかで使う特急列車を決めよう

結局、「東京から成田空港に鉄道で行くときはJR東日本・特急「成田エクスプレス」と京成電鉄・特急「スカイライナー」どっちがお得で快適?」というタイトルで始めたものの、この結論に至ってしまうことになりました(笑)。

 

でも、それだけこの2つの特急列車にはメリット・デメリットが存在するのでしょう。

 

ということで、

 

成田空港から日暮里・上野など、東京の各都市へ出来るだけ速く直行したい場合には京成電鉄・特急「スカイライナー」を、

 

成田空港から横浜・大船などの首都圏の主要都市へダイレクトにアクセスしたい場合にはJR東日本・特急「成田エクスプレスを利用しましょう!

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は首都圏から成田空港へ直行する2つの特急列車「成田エクスプレス」と「スカイライナー」を様々な面から比較してみました。

 

みなさんも自分の行きたい行き方や時間に合わせて、この2つの特急列車、ぜひ利用してみてくださいね!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!


 


 

【夜行快速・ムーンライトながら】後継車両はどうなるのか予想してみた&今夏で廃止という噂も・・・

国鉄時代の夜行普通列車大垣夜行」が運行されて以来、様々な変貌を得て、今なお多くの青春18きっぷユーザーに愛されている国内唯一の夜行快速「ムーンライトながら」。国鉄時代から活躍する特急車両・185系の老朽化、および2020年度での引退が決定していることから、新型コロナウイルスの感染拡大で今夏の運転がなかったことで廃止されてしまうのでは?という噂も出てきています。

 

今回は、そんな夜行快速「ムーンライトながら」の後継車両についていくつか候補となる車両を挙げて予想していこうと思います。

 

 

 

1.夜行快速「ムーンライトながら」とは?

夜行快速「ムーンライトながら」とは、夏休みや冬休みなどといった多客期に、東京〜大垣(東海道本線経由)で運行される国内唯一の夜行快速列車です。国鉄時代の夜行普通列車大垣夜行」から代々続く歴史のある列車で、かつて「大垣夜行」が1968(昭和43)年10月のダイヤ改正(通称:ヨンサントオ)に合理化のため廃止が決定すると、廃止反対の要望書が国鉄本社に多く寄せられたり、当時の国鉄総裁・石田礼助が「この夜行列車は存続させるべきである」と判断したりするなどして当時の臨時急行「ながら3号」を普通列車化する形で存続したことは当時の人々の間で話題になりました。

 

 

2.今夏で廃止となる噂も・・・

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引用:国鉄185系電車(特急踊り子号・wikipediaより)

昨今における新型コロナウイルスの感染拡大により、今夏の運転は見送られる形となりましたが、先述した185系の老朽化・引退決定により、廃止されてしまうのでは?という噂も出てきています。理由を2つに分けて書いていこうと思います。

 

理由1:大して儲からない

まず、第一として、この列車のほとんどの乗客は、青春18きっぷを乗車券として利用します。

 

ご存知の通り、青春18きっぷは日本全国のJR線の普通・快速列車が5日間乗り放題となるフリーきっぷです。JR各社で売上の配分が決められていると思いますが、「ムーンライトながら」に青春18きっぷで乗車する乗客が多いからというのが理由で、JR東日本JR東海の売上配分が増えることはなさそうに思えます。

 

そうなると、「ムーンライトながら」の実質的な売上は、指定席券×乗車人数+東京〜小田原の乗車券×乗車人数、ということになります。

 

ムーンライトながら」の指定席券は530円、定員は620名(185系波動用編成:6両+4両)ですので、計算すると、

 

530円(指定席券)×620名(定員)+1,520円(東京〜小田原の乗車券)×620名(定員)=1,271,000円

 

となります。10両編成の列車を夜通し走らせて、売上が約120万円では、JR側にすればあまり儲からない列車ですね・・・

 

しかし、この列車に乗車する青春18きっぷの利用客が、全員東京〜小田原の乗車券を持っているとは限りません。なぜなら小田原まで青春18きっぷ1日分を利用して来るような方も中にはいらっしゃるからです。これを加味すると売上はさらに減る、ということになります。まあ、青春18きっぷの売上もあるでしょうから、上記の計算結果のような売上額から、極端に減るということはないと思いますが・・・

 

 

理由2:深夜の客扱いが必要

忘れてはいけないのが、「ムーンライトながら」が深夜に停車する駅(沼津・静岡・浜松)の客扱いに関する費用です。

 

ムーンライトながら」は、上り列車・下り列車共に、静岡県内の主要駅(沼津・静岡・浜松)に深夜時間帯、つまり終電後〜始発前の時間帯(おおむね午前1時〜午前4時)に停車します。時刻表にも記載されている正規の停車駅ですので、当然、これらの駅での乗り降りができます。つまり、これらの駅には、この列車に対応するための駅員を配置しておく必要があるわけです。

 

現在、国内唯一の寝台特急として運行を続けている「サンライズ瀬戸・出雲」がありますが、深夜時間帯の停車駅は浜松のみです。

 

これら2つの理由をJR側がどう見るかが大きなポイントとなりそうです。

 

 

3.夜行快速「ムーンライトながら」の後継車両はどうなるのか?

さてさて、本題から大きく外れてしまいましたが(笑)、「ムーンライトながら」にも運行継続の可能性は十分にあります。「ムーンライトながら」が運行を継続するという前提で後継車両はどうなるのか、予想していきたいと思います。

 

①E257系2500番台

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引用:E257系500番台(wikipediaより)

これが1番自然な案なのではないでしょうか。先日大宮総合車両センター修善寺の回送でJR東海区間(熱海〜三島)を走行した実績がありますし、定員は2500番台を2編成併結させて10両編成とすれば596名ですので、185系の620名に比べると若干少なくなるものの、荷物置き場、窓側席へのコンセントの設置やバリアフリー対応トイレなど、設備面の大幅な向上が期待できそうです。

 

ただ、4編成しか存在しない上、500番台時代に装備していた幌を外してしまっています(走行自体は可能です)ので、その点を考慮するとやや困難かな・・・とも考えられます。

 

特急「踊り子」の基本編成である2000番台とする案も考えられなくはないですが、こちらはグリーン車を連結している分普通車の定員が減ってしまうので、こちらが充当される可能性は極めて低いでしょう。

 

また、グリーン車を指定席での運用とすると青春18きっぷでは利用できなくなりますし、自由席での運用とすると東京駅、あるいは大垣駅で大きな混乱、または混雑が予想されます。

 

 

215系

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引用:215系wikipediaより)

2020年度のダイヤ改正湘南ライナーが全車指定席の特急列車に格上げされると定期運用を失う215系を「ムーンライトながら」に充当させることも考えられます。定員も普通車が830人、グリーン車が180人の計1,010人ですから大幅な定員増が可能となります。

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引用:215系の普通車の座席(wikipediaより)

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引用:215系グリーン車の座席(wikipediaより)

ただし、普通車の座席は全てボックスシートであり、前任の185系と比べると居住性ではかなり劣ります。グリーン車はリクライニングシートですが、指定席の運用としてしまうと青春18きっぷでは利用できなくなりますし、自由席での運用とすると東京駅、あるいは大垣駅で大きな混乱、または混雑が予想されます。

 

また、JR東海(熱海〜大垣)を走行するのでATSの設置工事や乗務員訓練も必要になって来ますので、このあたりが課題です。更に、終点の大垣駅で接続する普通列車米原行きは311系8両編成での運転ですので、座席定員は472人。大垣ダッシュ今まで以上に殺伐としたものになりそう・・・(^_^;)

 

 

373系

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引用:373系wikipediaより)

 前任の373系を再び充当させることも考えられます。

 

座席には185系にはないフットレスト、カーテン(窓側席のみ)がありますし、車端部には4人がけ・固定テーブル付きのセミコンパートメントもあります。

 

ただし、2012年3月のダイヤ改正で東京〜静岡の定期普通列車が廃止されたのに伴い、ATS-PがATS-PTに換装されている上、普通列車から特急列車、臨時快速と幅広く活躍している現状、運用に余裕がありませんので、現実性は薄いのではないでしょうか。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

夜行高速バスに対抗するために、各地で運行されていた夜行快速。次々と廃止され、2014年には「ムーンライトえちご」(新宿〜新潟)が、2019年には「ムーンライト信州」(新宿〜白馬)が運行休止(事実上廃止)となりました。

 

そんな中で、唯一運行を継続しているのが「ムーンライトながら」(東京〜大垣)ですが、この列車はいわば「最後の夜行快速」。青春18きっぷシーズンに格安で長距離を移動できる最後の夜行列車となってしまいました。

 

ムーンライトながら」が廃止されてしまったら、格安旅行をする方にとっては、長距離を鉄道で移動するという選択肢はなくなってしまうでしょう。

 

もちろん、1日(2,410円)で東京から九州、東北へ行けるという青春18きっぷの優位性は残りますが、よほど鉄道が好きな方でなければ、そんな地獄のような乗り継ぎはしたくないはずです。もっとも、青春18きっぷ1日分の値段に少しプラスすれば、夜行高速バスで快適に移動できるわけで・・・

 

とはいっても、「夜行列車」の重要な文化を後世に受け継いでいくことは、非常に大切なことなのではないかと思います。というのも、「TWILIGHT  EXPRESS瑞風」や、「四季島」といった豪華クルーズトレインに乗車する方々の大半は、若い頃に夜行列車というものに惹かれた、あるいはそれを使って旅をしたことがある人なのではないかと思うからです。

 

夜行列車で旅をしたことがない方が、中高年になったときに、様々な旅行の選択肢の中から、豪華クルーズトレインの旅を選ぶでしょうか。

 

そういう意味では、何とか運行を継続して頂きたいものです。

 

というわけで今回は、国内唯一の夜行快速「ムーンライトながら」の後継車両について予想してみました。運行するにあたって、JR側にとってはデメリットは多いかもしれませんが、何とか運行を継続して頂きたいですね・・・

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

【東京メトロ24時間券】東京メトロ線全線が24時間乗り放題!販売箇所、購入方法、使い方などを解説!

東京メトロ線全線が24時間乗り放題になる「東京メトロ24時間券」。大人600円、こども300円で東京をお得に、そして自由に巡ることができてしまうわけです。本記事では、「東京メトロ24時間券」の販売箇所、購入方法、使い方などを解説していきます!

 

 

 

1.東京メトロ24時間券とは?

東京メトロ24時間券とは、東京メトロ線全線が使用開始時刻から24時間乗り放題になるフリーきっぷ(企画乗車券)のことです。

 

詳しくは、東京メトロの公式ホームページをご覧ください。

https://www.tokyometro.jp/metro24/jp/

 

 

2.東京メトロ24時間券の値段、販売箇所は?

東京メトロ24時間券の値段は、1枚大人600円、こども300円です。

販売箇所は、

 

前売り券:東京メトロ定期券うりば(中野駅西船橋駅、渋谷駅を除く)

当日券:東京メトロ線各駅の券売機

 

となります。ただし、前売り券は発売日から6ヶ月、当日券は購入当日の終電までに利用しなかった場合は無効になりますのでご注意下さい。

 

 

3.東京メトロ24時間券で乗車可能な列車は?

基本的に東京メトロ線内であればどの列車でも乗車できます。ただし、副都心線経由の有料座席指定列車「S-TRAIN」は利用できません。

 

 

4.東京メトロ24時間券の使い方は?

きっぷを購入したら、まずは自動改札機に通しましょう。すると、有効時間が(前売り券の場合は裏面に)印字されます。改札に入場、あるいは出場する場合でも、同じように自動改札機にきっぷを通せばOKです。

f:id:bkakokun:20200819142940p:plain

引用:有効時間が印字された東京メトロ24時間券(当日券・wikipediaより)

 また、このきっぷを提示すると、都内の多くのスポットで割引やプレゼントなどの特典を受けられる「CHIKA  TOKU」というサービスを利用できます。飲食代が割引になったり、博物館や美術館の入場料が割引になったり、オリジナルグッズのプレゼントがあったり・・・と、東京を観光する際には必須の1枚といえます。

↓↓「CHIKA  TOKU」公式ホームページはこちら!↓↓

https://chikatoku.enjoytokyo.jp/

 

 

5.東京メトロ24時間券はPASMOでも利用できる!

f:id:bkakokun:20200819151547p:plain

引用:PASMOwikipediaより)

東京メトロ24時間券にはPASMOで利用できるものもあります。これは磁気券(きっぷ)であるタイプのものと異なり、手持ちのPASMOに24時間券の情報を書き込むタイプの24時間券です。

 

磁気券(きっぷ)であるものに比べ、IC専用改札機が利用できるほか、東京メトロ線以外への乗り越しも予めチャージしておけば乗り越し精算機を利用しなくても良いというメリットがあります。

 

ただし、利用できるのは、クレジットカード一体型を除いた、すでに定期券情報や他のフリーきっぷ(企画乗車券)の情報が記録されていないPASMOに限られるほか、有効時間の開始時刻が使用開始時刻ではなく購入時刻となるのでご注意ください。

 

 

6.東京メトロ24時間券のおすすめの使い方は?

①ビジネスで東京を移動する際に利用

東京メトロの初乗り運賃は170円に設定されています。つまり、どんなに短距離での乗車であっても、4回以上乗り降りすれば必ずお得になるということです。

 

例えば、

 

大手町→新宿三丁目→渋谷→(銀座乗り換え)→日比谷→上野

 

と移動した場合。

 

この場合、通常運賃で移動すると合計710円ですので、東京メトロ24時間券を利用したほうがお得になります。

 

 

西船橋駅からの往復で利用

意外と知られていないのが、西船橋駅から東京の各都市との往復で利用するとお得になる区間が多いということです。ではなぜこういうことが起こるのか。いくつかの理由に分けて説明していこうと思います。

 

理由1:そもそも東京メトロ東西線は千葉県内を結構走る

f:id:bkakokun:20200820111457j:plain

引用:東京メトロ東西線wikipediaより)

知ってる方も多いと思いますが、東京メトロ東西線は千葉県の西船橋駅から大手町、九段下を通って中野駅までを結ぶ路線です。千葉県を走る上、近くを走るJR総武線のバイパス路線としての役割を果たしているという路線の性質上、かなり混雑が激しい路線として知られています。参考までに、一番混雑する区間と時間帯、混雑率を記しておきます。

 

・木場〜門前仲町 199%(7:50〜8:50の中野方面行)

 

また、東京メトロ東西線の全線(西船橋〜中野)の営業キロ30.8Kmのうち、西船橋〜浦安の8.0Kmは千葉県内です。路線の約4分の1を千葉県が占めていることになります。

 

 

理由2:東京メトロ東西線西船橋茅場町に他の東京メトロ線へ乗り換えできる駅が一切ない

f:id:bkakokun:20200820113621j:plain

引用:東京メトロ東西線wikipediaより)

東京メトロ東西線は、全線(西船橋〜中野)の営業キロ30.8Kmのうち、なんとその約半分にあたる13.8Km(西船橋南砂町)は地上を走っています。西船橋東陽町南砂町の隣の駅)では快速、通勤快速(平日朝ラッシュのみ)の運行が行われているのですから驚きです。妙典〜浦安では時速100Kmを出して走っています。

 

これらの理由も関係しているのか、西船橋茅場町の18.8Kmの間には他の東京メトロ線に乗り換えできる駅が一切ありません。東京メトロ24時間券を都市間往復で利用した際に元が取れる距離は27.1Km以上(運賃320円)となっていますので、茅場町、あるいは茅場町から先の他の東京メトロ線への乗換駅(日本橋、大手町、九段下、飯田橋)で他の路線に乗り換え、東京の各都市へ往復で移動した場合には元が取りやすくなります。

 

参考までに、他の東京メトロ線への乗換駅(茅場町日本橋、大手町、九段下、飯田橋)で他の路線に乗り換えた場合の元が取れる駅を記しておきます。

 

(1)茅場町日比谷線に乗り換える場合

上野・北千住方面→北千住

霞が関・中目黒方面→広尾(恵比寿の隣の駅、恵比寿でも元は取れる)

 

(2)日本橋銀座線に乗り換える場合

上野・浅草方面→なし

新橋・渋谷方面→渋谷

 

(3)大手町で丸ノ内線半蔵門線千代田線に乗り換える場合

丸ノ内線

後楽園・池袋方面→池袋

新宿・荻窪方面→新宿御苑前新宿三丁目の隣の駅、新宿三丁目でも元は取れる)

 

半蔵門線

清澄白河・押上方面→押上

永田町・渋谷方面→表参道

 

千代田線

西日暮里・北千住方面→町屋(北千住の隣の駅、北千住でも元は取れる)

明治神宮前<原宿>・代々木上原方面→明治神宮前<原宿>

 

(4)九段下で半蔵門線に乗り換える場合

永田町・渋谷方面→表参道

なお、清澄白河・押上方面へ移動する場合には、大手町駅を利用しましょう。

 

(5)飯田橋有楽町線に乗り換える場合

豊洲・新木場方面→有楽町

池袋・小竹向原方面→池袋

 

 

③観光で東京を移動する際に利用

東京メトロ線の沿線には観光スポットがたくさんあります。①でも申し上げたように、東京メトロの初乗り運賃は170円に設定されているので、どんなに短距離での乗車であっても、4回以上乗り降りすれば必ずお得になります。

 

例えば、東京でスイーツ巡りをして遊んだ場合(東京メトロのホームページを参考にしました)。

 

1日目:木場→(日本橋乗り換え)→浅草→銀座→本郷三丁目→池袋→木場

2日目:木場→(大手町乗り換え)→明治神宮前<原宿>→(国会議事堂前〜溜池山王乗り換え)→麻布十番

 

この場合でも、通常運賃(ICカード)で移動すると合計1,374円ですので、東京メトロ24時間券を利用したほうがお得になります。

 

 

7.東京をがっつりめぐりたい場合は「東京メトロ都営地下鉄共通一日乗車券」を使おう

他にも、東京メトロ線全線が乗り放題になるフリーきっぷとしては、「東京メトロ都営地下鉄共通一日乗車券」(大人900円、こども450円)があります。

 

こちらは、東京メトロ線全線の他に、都営地下鉄の全線が乗り放題となるフリーきっぷです。

 

東京をがっつり巡りたいのであれば、東京メトロ都営地下鉄共通一日乗車券の方が使い勝手は良いでしょう。東京メトロ線にはJR山手線の南北を縦断する路線がないのがデメリットですが、都営地下鉄はそれをしっかりフォローしてくれます。

 

注意しないといけないのは、東京メトロ24時間券と異なり、購入した当日のみ有効であるということです。購入した翌日以降の利用はできませんのでご注意ください。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

東京メトロ24時間券の最大のメリットは、なんといっても大人600円、こども300円という破格の値段で東京を巡れるということです。また、東京メトロは東京都だけでなく、千葉県や埼玉県にも路線が存在します。先ほど紹介した西船橋駅からの東京の各都市への往復や、観光に利用すると良いと思います。

 

みなさんも東京を観光したり、移動したりする際にはぜひこのきっぷを使ってみてくださいね!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

【北海道&東日本パス北海道線特急オプション券】北海道新幹線の立席とJR北海道管内の特急列車の普通車自由席に乗り放題!果たして本当にお得なのか!?利用期間・使い方・購入方法などを解説!

JR北海道JR東日本青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道北越急行の普通・快速列車が大人11,330円、こども5,660円で7日間乗り放題になる「北海道&東日本パス」。そのオプションとして、北海道新幹線の立席とJR北海道管内の特急列車の普通車自由席に乗り放題となる「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」が発売されます。2020〜2021年も、春・夏・冬の3シーズンすべてで発売されます。

このオプション券、1日有効で値段が大人6,110円、こども3,050円です。7日間有効で大人11,330円、こども5,660円の北海道&東日本パスのオプション券としては、かなり割高に見えます。本当にお得なのでしょうか? また、どう使えばお得なのでしょうか?

 

 

 

1.北海道&東日本パス北海道線特急オプション券とは?

北海道&東日本パス北海道線特急オプション券とは、北海道&東日本パスと合わせて利用することで、北海道新幹線JR北海道管内の特急列車の普通車自由席に乗車できる オプション券のことです。 

 

 

2.北海道&東日本パス北海道線特急オプション券の利用期間は?

北海道&東日本パス北海道線特急オプション券が発売されるのは以下の3シーズンです。発売期間と利用期間が3シーズンとも異なりますのでご注意下さい。

 

【春季】

・発売期間 2020年2月20日(木)〜4月22日(水)

・利用期間 2020年3月1日(日)〜4月22日(水)

 

【夏季】

・発売期間 2020年6月20日(土)〜9月30日(水)

・利用期間 2020年7月1日(水)〜9月30日(水)

      ※ただし、2020年8月1日(土)〜8月19日(水)を除く

 

【冬季】

・発売期間 2020年12月1日(火)〜1月10日(日)

・利用期間 2020年12月10日(木)〜2021年1月10日(日)

  ※ただし、2020年12月28日(月)〜2021年1月6日(水)を除く

 

 

3.北海道&東日本パス北海道線特急オプション券の値段、販売箇所は?

北海道&東日本パス北海道線特急オプション券の値段は1枚大人6,110円、こども3,050円です。1日のみ有効で、有効な北海道&東日本パスと組み合わせて利用することが条件となります。なお、1枚の北海道&東日本パスに対して組み合わせる枚数に上限はありません。

 

販売箇所は、JR北海道JR東日本みどりの窓口や主な旅行会社、指定席券売機などです。なお、北海道&東日本パスマルス発券のため、売り切れることはありません。

f:id:bkakokun:20200818143030j:plain

引用:みどりの窓口wikipediaより)

 

 

4.北海道&東日本パス北海道線特急オプション券で乗車可能な列車は?

f:id:bkakokun:20200818145315j:plain

引用:特急「スーパーとかち」(wikipediaより)

北海道&東日本パス北海道線特急オプション券で乗車可能な列車は、北海道新幹線の全列車(立席)と、JR北海道管内の特急列車の普通車自由席です。

 

なお、北海道&東日本パスについては、以下の記事をご覧ください。

https://bkakokun.hatenablog.com/entry/2020/08/18/123440

 

 

5.北海道&東日本パス北海道線特急オプション券は特急料金だけで見るとお得度は低い!

この北海道&東日本パス北海道線特急オプション券は、北海道新幹線の立席とJR北海道管内の特急列車の普通車自由席に乗り放題とはいえ、1日のみ有効で6,110円という結構なお値段です。本当にお得なのかを考えてみましょう。

まずは、主要な区間の特急料金(通常期)と比較してみましょう。

 

北海道新幹線 新青森新函館北斗 4,000円 特定特急券
函館本線 札幌~函館 2,640円 普通車自由席
函館本線 札幌~旭川 1,830円 普通車自由席
石北本線 札幌~網走 2,640円 普通車自由席
宗谷本線 札幌~稚内 2,640円 普通車自由席
根室本線 札幌~帯広 2,420円 普通車自由席
根室本線 札幌~釧路 2,640円 普通車自由席

 

表を見て、単純に特急料金と比較すると、札幌から道内の主要都市まで往復したとしても、北海道&東日本パス北海道線特急オプション券の6,110円元は取れないことがわかります。特急料金で6,110円分の元を取ろうとすると、北海道新幹線の利用が必須になってきます。

 

新青森新函館北斗⇒札幌

 

このルートであれば6,110円分の元が取れそうに見えますが、実はそうではありません。新幹線と在来線特急をその日のうちに乗り継ぐ場合、在来線の特急料金が半額になるという「乗継割引制度」があります。これが適用されるので、新青森から札幌までの特急料金は5,320円(在来線は自由席料金の場合)となります。

 

つまり、特急料金だけでこのきっぷの元を取ろうとするのは、あまり現実的ではありません。

 

では、北海道&東日本パス北海道線特急オプション券は意味がないのかといえば、必ずしもそうではありません。これを次に見ていきます。

 

6.乗車券としての北海道&東日本パスはお得!

北海道&東日本パス北海道線特急オプション券は北海道&東日本パスとセットで利用する必要があります。つまり、乗車券としては北海道&東日本パスを利用することになるわけです。

北海道&東日本パスは、7日間有効で11,330円。7日間フルに利用すれば、1日あたりの値段は約1,610円と格安なのです

 

この料金は、JR北海道管内の路線にどこまで乗車しても変わりません。つまり、特急料金としては割高な北海道&東日本パス北海道線特急オプション券も、北海道&東日本パスの乗車券としてのお得度を加味すると、トータルではお得なのではないか? ということになります。

ということで、早速、乗車券+特急券のトータルの料金で比較してみましょう。

路線 区間 乗車券+特急券 備考
北海道新幹線 新青森新函館北斗 7,190円 特定特急券
函館本線 札幌~函館 8,910円 普通車自由席
函館本線 札幌~旭川 4,690円 普通車自由席
石北本線 札幌~網走 10,010円 普通車自由席
宗谷本線 札幌~稚内 10,560円 普通車自由席
根室本線 札幌~帯広 7,260円 普通車自由席
根室本線 札幌~釧路 9,460円 普通車自由席

 

先ほどの特急料金だけの表と比べると、一気に値段が跳ね上がっていますね。特に、JR北海道管内の在来線特急は、かなり長距離を走るので、乗車券(運賃)の占める割合が高いのですね。

北海道&東日本パス1日分1,618円+北海道&東日本パス北海道線特急オプション券6,110円の合計7,728円と比べると、札幌から函館・網走・稚内・釧路等の主要都市へは北海道&東日本パス北海道&東日本パス北海道線特急オプション券 のほうが安くなることがわかります。これは片道の値段ですから、往復で考えるとさらに差は広がります。

なお、北海道&東日本パスについては、以下の記事にまとめてありますので、是非ご覧ください。

 

bkakokun.hatenablog.com

 

 

7.【結論】道内を一気に移動する日に北海道&東日本パス北海道線特急オプション券を使おう

結果として、このきっぷの「北海道新幹線JR北海道管内の特急列車の普通車自由席に乗り放題になる」という特徴から、おすすめの使い方を考えてみると、北海道&東日本パスの有効期間7日のうち、1日か2日に限定して、目的地へ長距離移動する日に活用するというのがよさそうです。

 
ひたすら新幹線や特急で移動する日を設けて、その日に北海道&東日本パス北海道線特急オプション券を利用するのがよいでしょう。 


北海道内は、普通・快速列車の本数が極めて少ない区間があり、普通列車のみで主要都市間を移動するのはあまり現実的ではありません。そこを北海道&東日本パス北海道線特急オプション券が補完してくれると考えれば、移動時間を大幅に短縮でき、目的地での旅行や汽車旅に時間を割くことができるでしょう。特に、本州から道東や道北まで足を延ばす場合には、北海道&東日本パス北海道線特急オプション券が威力を発揮しそうですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は北海道&東日本パス北海道線特急オプション券が本当にお得なのか、どう使えばお得になるのかについて書いてみました。

 

北海道内を効率よく、かつスピーディーに移動したいときは、是非このきっぷを買ってみてください!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 


 

【北海道&東日本パス】JR北海道・JR東日本・青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道・北越急行の普通・快速列車が7日間乗り放題!利用期間・使い方・青春18きっぷとの違いなどを解説!

JR北海道JR東日本青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道北越急行の普通・快速列車が11,330円で7日間乗り放題になる「北海道&東日本パス」が今年も発売されます。青春18きっぷよりフリーエリアは狭いですが、北海道・東日本エリアを旅するのであれば、使い勝手は断然上です。本記事では、「北海道&東日本パス」の利用期間・使い方・青春18きっぷとの違いなどを解説していきます!

 

 

 

 

1.北海道&東日本パスとは?

北海道&東日本パスとは、JR北海道JR東日本青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道北越急行の全路線の普通・快速列車が決められた利用期間内で7日間乗り放題になる発売・使用期間限定のフリーきっぷ(特別企画乗車券)のことです。青春18きっぷとの違いについては後述します。

 

詳しくは、JR東日本のプレスリリースをご覧ください。

https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200212_ho01.pdf

 

 

2.北海道&東日本パスの利用期間は?

北海道&東日本パスが発売されるのは以下の3シーズンです。発売期間と利用期間が3シーズンとも異なりますのでご注意下さい。

 

【春季】

・発売期間 2020年2月20日(木)〜4月16日(木)

・利用期間 2020年3月1日(日)〜4月22日(水)

 

【夏季】

・発売期間 2020年6月20日(土)〜9月24日(木)

・利用期間 2020年7月1日(水)〜9月30日(水)

 

【冬季】

・発売期間 2020年12月1日(火)〜1月4日(月)

・利用期間 2020年12月10日(木)〜2021年1月10日(日)

 

 

3.北海道&東日本パスの値段、販売箇所は?

北海道&東日本パスの値段は1枚大人11,330円、こども5,660円です。7日間乗り放題で、1日あたりの値段は大人約1,610円、こども約800円となります。

 

販売箇所は、JR北海道JR東日本みどりの窓口や主な旅行会社、指定席券売機などです。なお、北海道&東日本パスマルス発券のため、売り切れることはありません。

f:id:bkakokun:20200817094439j:plain

引用:みどりの窓口wikipediaより)

 

 

4.北海道&東日本パスで乗車可能な列車は? 

北海道&東日本パスで乗車可能な列車は、JR北海道JR東日本青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道北越急行の全路線の普通・快速列車のみです。原則として、特急列車や、上記の会社線以外の路線には乗車できません。

 

 

5.北海道&東日本パスの使い方は?

北海道&東日本パス青春18きっぷと異なり、自動改札機に対応しています。改札に入場、あるいは出場する際は、改札機にきっぷを通せばOKです。

 

無人駅から乗車する場合でも、途中下車をするなどして改札を出れば、「当日は使用している」と見做してもらえるのでご安心下さい。

 

2日目以降も、同様に自動改札機にきっぷを通して使用します。ですが、北海道&東日本パスの場合、1日目〜7日目まで利用日が連続している必要があります。青春18きっぷのように、利用日を分割するといったことはできませんのでくれぐれもご注意下さい。

 

なお、自動改札機に通したきっぷは、原則としてその日の24時まで有効です。ただし、東京の電車特定区間内では、終電まで有効となります。

 

 

6.北海道&東日本パスで例外的に特急列車に乗車できる区間とは?

北海道&東日本パスの特例として、以下の2区間は追加料金無しで特急列車の普通車自由席に乗車することができます(指定席には乗車できません)。

 

新夕張新得(石勝線/89.4Km)

➁青森〜新青森奥羽本線/3.9Km)

 

①は全国の在来線で唯一、特急列車しか走っていない区間です。この区間北海道&東日本パスに限らず、普通乗車券でも乗車が認められています。

 

①および➁で注意したいのは、特例区間を越えて乗車する場合、区間の運賃+特急料金が必要になってしまうということです。特例区間の境界駅で特急列車から一旦ホームに降り、再度特急列車に乗車するという方法も認められません。また、列車が特例区間の境界駅を通過するために、下車できないという場合も同様です。

 

➁も普通乗車券のみで特急列車の自由席や普通・快速列車の指定席の利用が認められている区間で、北海道&東日本パスでも適用されているものの、距離が短いため、あまり実用的ではないと考えたほうが良いでしょう。

 

なお同じく特急列車のみの区間でも、上越線ガーラ湯沢支線(越後湯沢〜ガーラ湯沢)については、新幹線の専用路線であるため、北海道&東日本パスでは利用できません。

 

 

7.北海道&東日本パスグリーン車に乗車するには?

f:id:bkakokun:20200817102422j:plain

引用:普通列車グリーン車wikipediaより)

 

リクライニングのできるグリーン車の座席は、ロングシートや四人がけのボックスシートよりも快適に移動することができます。基本的に普通・快速列車にしか乗車できない北海道&東日本パスの旅にはなくてはならない存在です。

 

北海道&東日本パスでのグリーン車の利用については、

普通・快速列車の「自由席グリーン車」は利用できる

普通・快速列車の「指定席グリーン車」は利用できない

となっており、注意が必要です。

 

「自由席グリーン車」を連結した普通・快速列車は首都圏の中・長距離列車で多く運行されています。2023年度末には中央線快速電車でも連結される予定となっています。

 

一方、「指定席グリーン車」を連結した普通・快速列車は中央本線の臨時列車「ホリデー快速ビューやまなし号」や、磐越東線の観光列車「SLばんえつ物語」など、ごくわずかしかありません。

 

↓↓首都圏エリアの普通・快速列車の自由席グリーン券の料金はここをクリック!!↓↓

https://www.jreast.co.jp/railway/train/green/charge/

 

 首都圏エリアの普通・快速列車グリーン車については、以下の記事にまとめてありますので是非ご覧ください。

 

bkakokun.hatenablog.com

 

 

 

8.北海道&東日本パスで指定席に乗車するには?

指定席車両を連結した普通・快速列車の場合、指定席券を別途購入すれば、北海道&東日本パスでも乗車できます。

 

指定席車両は臨時列車や観光列車に連結されていることが多いですが、釜石線の快速「はまゆり」(盛岡〜釜石)や、千歳線函館本線の快速「エアポート」(小樽・札幌〜新千歳空港)などの定期列車にも連結されている場合があります。

 

普通・快速列車の指定席料金は乗車距離には関係なく、1乗車330円〜530円(エリアや時期によって異なります)です。ただし小海線の観光列車「HIGH  RAIL  1375」や釜石線の観光列車「SL銀河」などの一部の人気列車は840円に設定されています。

 

指定席券の発売は、乗車日の1ヶ月前の午前10時からです。前月に同じ数字の日が無い場合は、「乗車月の1日」から発売開始となります。指定席券は使用前なら一度に限り、利用日、利用区間などが無料で変更できるので、人気列車の場合は早めに購入しておきましょう。運転日の少ないSLなどは即日に満席になることも珍しくありません。

 

またホームライナーなどの座席定員制の列車は、ライナー券または乗車整理券(100円〜330円)を買えば利用できます。

 

 

 

9.北海道&東日本パス青春18きっぷの違いは?

青春18きっぷ北海道&東日本パス、いずれもJR線の普通・快速列車に乗り放題という点では似たようなフリーきっぷですが、違うところがいくつかありますので、詳しくご紹介します。

 

 

東北地方の第三セクター鉄道青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道に乗車可能!

1つ目は、東北地方の第三セクター路線、青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道に乗車できること です。

東北新幹線の盛岡~新青森延伸時に、並行在来線であった東北本線が、第三セクター青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道に分離されました。青春18きっぷではこの区間に乗車できないため、別途乗車券を購入する必要がありますが、北海道&東日本パスであればそのまま乗車可能です。

 

盛岡~青森を乗り通すと乗車券だけで5,480円もかかってしまいますので、この区間を乗るのであれば北海道&東日本パスが断然おすすめです。

 

青春18きっぷでは、特例により青い森鉄道の青森~八戸の通過利用ができますので、別途乗車券が必要となるのは、盛岡~八戸(3,110円)です。

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引用:IGRいわて銀河鉄道IGR7000系wikipediaより)

f:id:bkakokun:20200818111854j:plain

引用:青い森鉄道青い森701系wikipediaより)

 

 

北海道&東日本パス+特定特急券北海道新幹線の全区間に乗車可能!

2つ目は、北海道新幹線に乗車できる区間が異なることです。

青春18きっぷでは、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」(2,490円)を購入することで、奥津軽いまべつ木古内間の北海道新幹線に乗車できます。一方、北海道&東日本パスであれば、別途、特定特急券新青森新函館北斗で4,000円)を購入すれば、新青森新函館北斗の全区間に乗車可能です。

青春18きっぷと合わせて利用できる「北海道新幹線オプション券」のほうが1,510円ほど安いのですが、使い勝手はかなり劣ります。

奥津軽いまべつ駅へは、津軽線津軽二股駅で乗り換えになりますが、津軽線の本数が少ないうえ、奥津軽いまべつ駅に停車する北海道新幹線の本数も少ないため、うまく乗り継げるパターンが非常に限られています。

北海道新幹線の全区間の特定特急券は4,000円。値は張りますが、新青森新函館北斗間を乗り継ぎなしで1時間で、青森~函館間でも1時間半ほどで移動できます。青函トンネルを通って本州〜北海道を行き来する場合には、北海道&東日本パスのほうが使い勝手が良いのです。

 

北海道&東日本パスは利用期間が長い!

3つ目は、青春18きっぷに比べて、北海道&東日本パスは利用可能期間が長いという点です。

北海道&東日本パスの春季の利用期間は53日間(青春18きっぷは41日間)、夏季に至っては92日間(青春18きっぷは53日間)もあります。

 

つまり、北海道&東日本パスの方が春季は12日間、夏季に至っては40日も利用可能期間が長いのです。夏季は7~9月の3か月間利用できますので、例えば、青春18きっぷが利用できない9月の敬老の日の3連休などにも利用できます。

北海道&東日本パスの利用可能期間は177日間、1年の約半分も利用できるのです。

 

北海道&東日本パスにはこども用がある!

4つ目は、青春18きっぷにはこども用の価格設定はないのに対し、北海道&東日本パスにはこども用の価格設定があることです。

 

北海道&東日本パスの小児用は、大人用の半額の5,660円に設定されています。家族連れや親子で鉄道旅行に行かれる場合には、こども用の価格設定がある北海道&東日本パスのほうが安くなる可能性が高いです。

 

とはいえ、普通・快速列車にしか乗車できないため、家族連れに適したフリーきっぷなのかは、よく考えたほうがよいかもしれませんが・・・。(笑)

 

 

⑤利用日や利用方法の自由度は青春18きっぷの方が高い!

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さて、5つ目です。

 

北海道&東日本パスは、「連続する7日間」という条件があります。5日分(5回分)の青春18きっぷに比べると有効期間は長いのですが、分割して利用することができない 点は注意が必要です。また、青春18きっぷは5回分になっていて、2人以上で同じ行程を旅行する場合には、1枚の青春18きっぷを2回分(以上)利用するという使い方ができます。一方、北海道&東日本パスでは、1枚のきっぷを二人以上で利用するという使い方はできません。一度の旅行で使い切るのか、複数回の旅行で分割して利用するのかで、適切なきっぷが変わってきますので、注意が必要です。

 

なお、青春18きっぷについては以下の記事にまとめてありますので是非ご覧ください。

 

bkakokun.hatenablog.com

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

北海道&東日本パス青春18きっぷに比べて1日あたりの値段は大人約1,610円、こども約800円とかなり安いですし、青春18きっぷにはないこども用の価格設定があるのもポイントです。

 

また、青函トンネルを通って本州〜北海道を行き来する場合にも、特定特急券の追加で北海道新幹線の全区間に乗車できるこのきっぷのほうが使い勝手が良いです。

 

JR東日本JR北海道エリアをがっつり旅行するのであれば北海道&東日本パスがおすすめです!

 

みなさんもぜひこのきっぷを使ってみてくださいね!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!


 

 

 

ご挨拶

初めまして。本日ブログを開設させていただいたT.Kと申します。どうぞよろしくお願い致します。

〜自己紹介〜

・2004年11月27日、大阪生まれ(現在は千葉県在住)

・好きな食べ物⇒麺類だったら何でも

・嫌いな食べ物⇒トウモロコシ

・趣味⇒鉄道、主に首都圏の乗り鉄

・年齢⇒15歳(現在高校一年生)

具体的な投稿内容は?投稿頻度は?

投稿内容としましては、僕の趣味である鉄道のことを中心に投稿できればなと思っております。投稿頻度は2週間に1~2回です。

意気込み

これからこのブログを運営するにあたって、皆さんをしっかり楽しませることができるような記事づくりができたらなと思っております!

これからどうぞよろしくお願い致します!